カーボンウィスパーの健康診断 〜葉山周辺〜

先日預かったワンチャンのウィスパーを、葉山の海で浮かべることにした。
冬眠ウィスパーの開封

IMG_8607.jpg今回は、スキンだけワンチャンのもので、フレームその他は自分のものを利用。
組む時の感じはワンチャンのフレームと同じ。スキンが縮んでいるので、キールバーのテンションは二つ目が限界。
自分のよりも、ほんの少しだけスキンがキツい。
それと、前後ハッチのコーティング剥離が酷く、触っているだけでボロボロ剥がれてくる。

レイドバックさんの昔のブログにこんな記事があったけど、同じような状態。
http://life.kayak-laidback.com/?eid=238

これをゴムスプレーで補修した時の様子はこれ。
http://life.kayak-laidback.com/?eid=336

ところが、1週間後はこんな感じに…。
http://life.kayak-laidback.com/?eid=337

コーティングの補修は、なかなか難しい様子。
仕方がないので一旦全て剥がしてしまい、使う時に毎回防水スプレーをかける…って対処になるかも。

セットアップが完了して、波打ち際に運んだウィスパーを見ると、なんだか自分のものよりも精悍に見える。
ちなみに、私のPFDは黄色。今日のウェアもオレンジなので、カヤックが目立たなくても人間は目立つ。

P6100002.jpg防波堤の外に出てからどっちに向かおうかと考えた。
いつもは江ノ島方向に向かうけど、今日は秋谷に向かってみることにした。

P6100004.jpgP6100005.jpg名島の鳥居の横が通過できそうだったので、底をぶつけないように慎重に通過。

P6100010.jpg柴崎を越えると、こんな海になっていた。
世界から全ての音が消え去り、パドルから垂れる水の音がするだけ。
東の空は黒い雲が広がり雨が降っているように見える。

IMG_8608.jpg長者ヶ崎を越え、久留和の手前で振り返える。
ワンチャン艇のスキンはデッキの剥離が1箇所もなく綺麗。
コックピットから見えるカーボン色のデッキは凛々しく、コンパスとの色の相性もいい感じ。

P6100013.jpg立石の手前でUターン。
海と空の境界が曖昧な、のっぺりした海を尾が島に向かう。

P6100016.jpg尾が島に到着。
ん?カヤックの下で青いものがチラチラ動いている?

P6100020.jpg青いチラチラは、冷たい冬の海を乗り切ったソラスズメダイの群れだった。

IMG_8609.jpg昼飯は、真名瀬に上陸してカップヌードル。
カーボン色だからなのか、カヤックがシュンとしてて小さく感じる。

金曜日でも、葉山の海はSUPをやる人がたくさんいたけど、ツーリングカヤックの人は1人だけだった。
食後のコーヒーを飲んでいると、少しだけ風が出てきて、のっぺりしていた海面はいつもの海に戻った。

帰り道、出艇地の防波堤の切れ目を探していたら、いきなり岩だらけの浅い場所に出くわした。
避けきれずに、カヤックを乗り上げてしまい、ワンチャンを…もといワンチャン艇を傷つけてしまった。
撤収後に、カヤックを裏返してTEAR-AIDで補修。
ごめんなさい!!

で、カーボンウィスパーの健康状態は良好。
ハッチのコーティングはキレイにしておきます。

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