風を見た…霰が降った…緊急上陸…スコール

今日は午後に雨が降るという予報だったので、朝から事務所でノンビリ…もとい!! 忙しく仕事をしていた。
そして昼過ぎ、窓に雨が当たる音がし始めたと…思ったら、その1分後には蛇口を最大に開けたような勢いで大粒の雨になり、更に1分後には猛烈な風が渦巻いて外が真っ白になった。
こんなスコールは見たことがない。
もしこの時間に外にいたら、ものの1秒で全身ずぶ濡れである。
外遊びに行かなくてよかった。

そもそも私は、今日のような "異常気象" は大好物で、そんな状況に遭遇すると、何やら生きている地球と自分を実感できる。
今日は部屋の中だったけど、外で遊んでいる時に遭遇した事もあるのでいくつか昔のブログをご紹介。


IMG_6353.jpg2012年12月 葉山
この日は、昼前から大気に違和感があり、午後1時に世界が変わった。
その時のブログではこう書いてある。
「世界の色が変わった。黒い雲が上空を被い、西の空が明るくなった。そして、風が止み、音が無くなった。」
風を見た日 〜葉山周辺〜

PC240003.jpg2012年12月 伊豆
元々微妙な天気だったのに、どうしても海に出たくて初めてのいるか浜。
その時のブログではこう書いてある。
「背丈ほどのウネリが入ってきている。岸では感じなかったが、沖の方では、そこそこ風が吹いているようだ。出発すると、すぐに雨が降ってきた。雨は瞬く間に雪になり、そして霰に変わった。顔が痛い。」
ちなみに、この日はワンチャンも一緒。
イケイケだったこの頃のワンチャンは、こんな海でもへっちゃらだった。
黒い海に霰が降る 〜川奈から伊東〜

IMG_6964.jpg2013年1月 伊豆
この日は、午後からイッキに西風が上げてくる予報だった。
東伊豆多賀の長浜を出発、途中、網代港に上陸できる場所があることを確認し、レンズ雲を見ながら南下した。
その時のブログではこう書いてある。
「目の前から風の固まりがやって来て、飛沫と共に体当たりしてくる。最後の300メートルは、時速0キロ〜1キロの戦いが続いた。」
この日もワンチャンと一緒。
ワンチャンは、この日の海が一番怖かったらしい。
長浜帰還できず 〜東伊豆 網代周辺〜

P7080020_20160709.jpg2016年7月 沖縄
台風が通り過ぎた名護湾では15メートルの南風が吹き、那覇から恩納村に向かう途中では時折猛烈なスコールがやってきた。
そんな中、西海岸で風裏を見つけ海散歩に出かけた。
これはその時海上で遭遇した、猛烈な風と痛いくらいの雨。
その時のブログではこう書いてある。
「戻る途中、遠くに見えた白いカーテンがすごい速さでやってきて、あっという間に猛烈なスコールで辺りが真っ白になった。身を低くし、突風が吹きやむのを待つ。」
上出来の8キロ 〜恩納村 安冨祖周辺〜


幸い、山でこのような状況に遭遇した事はまだない。
それにしても、今日の様な突然の嵐は予測が難しい。
今日は部屋の中にいたので、大気の変化がわからなかった。
しかし、外にいれば普段とは違う「何か」に気がつくことができるはずだ。
その為には、体にアンテナを張り巡らせ、その「何か」を感じ取らなければならない。
それこそが、最も大切なスキルだと思う。