赤い顔のペガサス 〜村上もとか展〜

2022年8月5日 金曜日、久しぶりに都内にある友人(ママ)のバーに顔を出すことにした。
しかし、都内の感染者数は日々増加していて、この日の朝刊に載っていた人数は「35,339人(!!)」。
2年前は、"神奈川県で感染者が50人" と聞いただけで時短営業している店に行くのも控えていたのに…。
他の人は知らないけど、私自身はこの状況に慣れてしまったわけではない。
どんな所が危ないか…が少し学習できているんだと思う。

私の生活パターンで考えると、こんな順番で危ない。
自宅 > 友達との飲み会 > 通勤で利用する公共交通機関 > 飲み屋
なぜ自宅が危ないかというと、カミさんはドラッグストアで働いていて、具合の悪いお客さんにも接客しているから。
友達との飲み会が危ないのは、交友関係がはっきりわからない友達とぺちゃくちゃ話しながら飲んでいるから。
飲み屋のランクが低いのは、私が行く店はお客さんが少ない(ほとんどいない)から。
ちなみに、バーのママからこの日の朝にもらったメールはこんな感じ。
「お客さまはいないから、コロナは安心して来てください。」
お店的には、いいんだか悪いんだかわからないけど、私的には安心。

せっかく久しぶりに都内に出るのに、バーで飲むだけじゃ勿体無い。
文京区にある弥生美術館(竹久夢二美術館)で「村上もとか展」をやっているので、寄ってみることにした。
"村上もとか" と聞いても知らない人が多数だと思うけど、医療時代劇「JIN ―仁―」の作者と聞けば、"あ〜" となる。
私はテレビを見ないので「JIN」は観ていない。ましてそれが村上もとかの作品だってことも知らなかった。
私にとっての村上もとかは「赤いペガサス」。
20代の時に読んだ「赤いペガサス」のコミックは全巻持っている。

IMG_9069.jpg今日の気温は30度以下。
3日前は36度だったので大違い。
上野広小路駅から徒歩20分の距離も苦にならず…というか上野の森を見ながらの快適な散歩で美術館に到着。
入館料 1,000円を払って入場。

IMG_9051.jpgこれが「赤いペガサス」の主人公であるケン・アカバ。
スマホによる撮影はOKだったので気に入った原画の写真を撮った。

IMG_9052.jpgIMG_9050.jpgIMG_9068.jpgケン・アカバが乗るSV01のカーナンバーは「31」。
私がフォーミュラカーのレースにエントリーしていた時のカーナンバーも「31」。
残念ながらケン・アカバのような活躍はできなかった。
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IMG_9070.jpgバーのある浜田山に移動。
まずは駅近くの居酒屋でサクッとキスの串揚げで生ビールをやってからバーに移動。

IMG_9071.jpg最初は一人。
カウンターの席に座ってビールを一口飲んだところで、女性の常連さんが1名来店。間には効果があるのかないのかわからないアクリル版。
ビールを半分飲んだところで、男性の常連さんがもう1名来店。
お店的には嬉しい来店3名。
写真は、男性の常連さんが帰り間際にやった余興。

21時過ぎに、女性の常連さんの息子さんが来店。
(たぶん)赤い顔をした私が、息子さんと2時間おしゃべり。
息子さんは、変なオヤジに絡まれて迷惑だった可能性98%。
何度か「電車大丈夫?」とママに聞かれた後で、やっと席を立って浜田山の駅に向かった。
はたして…スマホで検索した乗り換え案内の結果は…横浜駅までしか帰れない。
自宅はもちろん、事務所のある保土ケ谷にすら帰れない。
終電に乗るのは数年ぶりで、やはり浜田山からだった。そしてその帰りの満員電車で私は、指の骨を圧迫骨折した。

終電はどの路線も空いていた。
コロナ禍の金曜日に終電まで飲み歩くようなおバカは、あまりいないようだ。

IMG_9093.jpgこれは「村上もとか展」でもらった自筆サイン入りクリアファイル。
残念ながら「赤いペガサス」ではなかった。