偽ピーク祭り 〜至仏山〜
先月の谷川岳に引き続き、またまた群馬の山に行ってきた。
今回は、40年ぶり(!!)の至仏山。
雨予報の合間に1日だけある晴れマークを見て、急遽思い立った日帰り登山である。
尾瀬にある山なのに、尾瀬を歩かず至仏山にだけ行く…というなんとも勿体無いプランになってしまった。
9時、鳩待から至仏山に向けて登山開始。
ド快晴。
20分歩いただけで森林を抜け出し、見晴らしのいい場所に出た。
少しだけある湿原。
そして、湿原から5分しか経っていないのに、こんな場所に出た。
ちなみに、先に見えるピークは至仏山ではない。
偽ピーク祭りの始まりである。
ちなみに、この道は40年前に下りで使っているはずだけど…、全く覚えていない。
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偽ピークの手前をトラバース(?)してから、その奥のピークへの登り。
尾瀬ヶ原が見える。
ハイマツの間で咲くヒメシャジン。
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至仏山が見えた。
ピンクのシャツを着た子供達が登っている。
山で見かける子供達は、"疲れる"ってことがあるんだろうかと思うくらいみんな元気である。
ひょっとしたら、彼らは疲れを感じないの?…とさえ思う。
至仏山の山頂…と思っていた先には、まだ続きがあった。
どうやら、あっちが"本物"の山頂らしい。

いくつかの偽ピークを経て、"本物"の山頂に到着。
山頂は、前を歩いていたサマーキャンプの子供達でとっても賑やか。
それにしても、"いっ時も黙っている時間がない" という意味では、子供達とおばさん達は似ているかもしれない。
眼下に広がる尾瀬ヶ原の奥には、燧ヶ岳がど〜んと鎮座している。
きっと燧ヶ岳の山頂からこちらを見ている人もいるだろう。
山の鼻から登って来た人が次から次に現れて、ますます山頂は賑やかになり、とても金曜日とは思えない。
コンビニで買ったオニギリ弁当を食べ、コーヒーを飲んでから下山開始。
山の鼻への下山は禁止されているので、登って来た道を折り返す。
この道は40年前にも使っているはずなのに、不思議と全く覚えていない。
見える景色に変化があるので、鳩待〜至仏山のピストンはなかなか楽しい。
ただし、蛇紋岩はツルツルに滑るので気を抜いてはいけない。雨の日はもっと滑るのかな?要注意。
帰り道、先月に引き続き大泉学園に住んでいる息子の家にお土産を届けた。
関越自動車道の出口(入口?)に住んでいるだけで毎回お土産がもらえる息子は幸せな奴である。


