嵐の前の日光浴 〜伊東から川奈〜

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2月18日 土曜日 4時57分、カヤックを車のトランクに積み込んだ。
昨日までは、下田が目的地だったけど、今朝の時点で風予報が少し前倒しに変わり、下田から南は午後から風が上がってしまう。
東伊豆であれば夕方まで穏やかそうなので、伊東へ向かうことにした。

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西湘バイパスを駆け抜け、国道135号に入ると、東の空が燃えてきた。
思ったとおり穏やかな海が広がっている。
Youtubeのオフラインライブラリからはタイミング良く「凪の光景」が流れてきた。
とっても気分がいい。
(下のボタンをタップすると「凪の光景」が聴けます。2.7メガほどパケットを食いますのでスマホの場合はご注意ください。タップしてから再生されるまで数秒かかり、もう一度タップすると停止します)

IMG_0778.jpg伊東に到着。
2年前に停めた国道脇のコインパーキングは無くなっていた。
仕方がないので、裏通りにあるパーキングに停めた。
海岸までは100メートルある。

街中の狭い駐車場の中でカヤックを組み立てるのは嫌なので、2回に分けて荷物を海岸に運び、準備を整えた。
伊東からカヤックを出すのは、約2年ぶりである。
県外者の心得 〜伊東から川奈〜
今回のお散歩も2年前と同じで、手石島を経由して川奈に向かい折り返して来るルート。

P2180003_20230218.jpg手石島までは約3キロ。
遥か南では風が吹いているのか、周期の長いウネリがある。
感覚的には南に向かっているようだけど、ほぼ真東に向かっている。
Googleマップの航空写真や海図を見てもわかるけど、手石島と現在改装中のホテル「川奈」の間はとっても海が浅い。
時間帯によっては、岸と直角(!!)の方向にとんでもない波が立ち上がるので注意が必要。

ダイビングショップのボートが全速力で川奈の沖合に向かって行った。
いつも思うけど、ダイビングショップのボートは小さなボートなど眼中に無いかのように振る舞う。
これは伊豆だけなんだろうか?

P2180010.jpg手石島を時計回りで行く。
北側の海底も浅い。

P2180012.jpg本島(?)と小さな島の間にある通路には釣り人がいたので、そのまま大きく迂回して島の東側に抜けた。
ここから見えるのは、小さな島の方で通路を挟んで本島(?)がある。

P2180013.jpg灯台のある川奈の岬(川奈崎)に向かう。

P2180016.jpg川奈崎も波が立つポイントである。
特に岬の根元から岬を越えようとした場合は、遥か彼方から波が立ち上がっているように見える。
目の錯覚的なところもあるけど、ここは安全にしっかり沖出しして超えた方がいい。

岬を越えると天国の様な海がある。
この場所ではいつも、なんとも言えない蒼い海を見せてくれる。
川奈の海

P2180023.jpgしばし漂った後、もう一度岬を超えて昼飯の場所に向かう。
正面に雪を被った富士山が見える。

IMG_0780.jpg藤井造船の浜に上陸。
海は蒼く風もない、そして日差しはポカポカ。
誰もいない海岸で日光浴していると、帰りたくなくなってしまう。

P2180030.jpg下田の宿に予約を入れ、名残惜しいけど出発。
このまま出艇した伊東に戻り、カヤックをカートップして外浦に向かう。
予報が外れ、風が上がっていなければ少し浮かべるかもしれない。

P2180035.jpg案の定、手石島〜川奈間の浅い海では、3メートルくらいの波が "縦" に立ち上がっている。
特に一定の間隔があるわけではなく、突然ブーマーのように立ち上がるので、知らないでコースタルにカヤックを進めていたら木っ端微塵である。
そして、ここからゴールまでが長く感じる。

IMG_0786_20230218.jpgパックカートにカヤックを乗せて信号待ち中。
100メートルほどコロコロして駐車場に向かう。

map_20230218.jpg今日の航跡。

IMG_0792.jpgA3にカートップして外浦海岸に到着。
実は伊東でカートップする際、Hull-a-Portへのストラップでの固定方法、タイダウンベルトの掛け方など、いろいろ忘れていてYoutubeの解説動画を見たりしながらカートップした。(^^;
でも、もう大丈夫。

IMG_0802.jpgいつもの宿にチェックイン…と言っても、宿帳を書くわけでもなく、まるで実家にでも帰って来たように玄関を跨いで宿入り。
風呂でさっぱりした後は、予約客でほぼ満席状態だったいつもの店にギリギリ滑り込んで今宵の打ち上げを開始した。
至福である。

ところが…至福時間も2時間半でおしまい。
ナンパ外人と、勘違い女が私を挟んで盛り上がっている。
いい気分が壊れる前に、さっさと退散することにした。