カメさんの帰り道

先日の千葉以来、車から変な音が聞こえている。
ハマちゃんを三島まで送る際も、その変な音は聞こえ続けていた。
どうやら異音の原因は、ハブベアリングらしい。

三島から藤枝へ向かう時は、少し迷った。
原因がハブベアリングだとすると、高速を使うのはやめておいた方がいい。
三島から藤枝までは約90キロ、高速を使えば1時間20分で着けるけど、下の道なら2時間以上かかる。
明日、藤枝から家までは約190キロ、高速を使えば3時間で着けるけど、下の道なら5時間くらいかかる。
既に昨日まで250キロ走っているので、藤枝経由で帰ると音が出始めてからの走行距離は500キロを超えることになる。
この距離が問題を悪化させることになるかどうかはっきりとはわからない。
考えること3分。
藤枝へ向かうことにした。
やっぱり打ち上げは大事だし、高速を使わず速度を出さなければ大丈夫な気がする。

そして、藤枝での打ち上げが終わった翌日。
今日は、190キロの距離を走り、車を自宅まで持ち帰らなければならない。
ホテルに付いていた朝飯は食べず、5時にホテルを出た。
本日のミッションは、「どんなにノロマと言われようと、出していい速度は60キロまで」。

静岡県の国道1号線は、ほとんど信号にひっかかることもなく、とても快適に走れる。
しかし、今日はその "快適な道" が少し都合悪い。
ちょうどよく制限速度で走るトラックがいたので、護衛車両のように後ろについて走ることにした。
これなら、後ろから来た車はノロマ光線を浴びせることなく、追い抜いて行ってくれる。
しかし、そのトラックは静岡ナンバーなので、そのうち曲がってしまうだろう。

IMG_0965.jpg藤枝から40キロ進んだ。
時速は60キロをキープしている。
この速度で走っていると、ギアは7速1200回転。めちゃくちゃ燃費がいい。
既に380キロ以上走っているのに、このペースで走り続ければ後830キロ(!!)走れるらしい。

IMG_0981_20230313.jpg相変わらず快適な道は続き、日の出の時間を迎えた。
前を走ってくれていたトラックはもういないけど、肝が座った私は後ろからの視線に動じることもなく、時速60キロをキープしている。

IMG_0986.jpg今回の道中における一番の難所、箱根新道の下り坂では、さすがに時速60キロはキープできず速度オーバー。
それでもエンジンブレーキをバリバリに効かせながら、それほど後ろの車に迷惑をかけることなく無事坂を下った。
ノロマ運転だと危険な西湘バイパスは避け、国道1号線を進み、平塚から国道134号線に入った。
ここまでくれば一安心である。
先月に引き続き、湘南の海は大荒れで楽しい。

そして、無事自宅に到着。
あとは、車をどこに持ち込むかである。
久しぶりに「ガラージュ・ド・リュミエール」さんにお世話になろうかな…。