こんにちは!!

P5060151.jpeg4日目の朝。
曇り空ではっきりしないけど、富山湾の先に立山連邦の山並みが見えている。
この海にカヤックで浮かべれば、雪山をみながら旅をすることができる。

今日は、長野県の上田に移動し、17時に「東御市梅野記念絵画館」へ行く。
この場所から上田までの距離は400キロ。
横浜から上田までの距離は250キロなので、地図で見た感覚よりここからだと遠い。

昨日お風呂に入れなかったので、まずは温泉に入ってサッパリする。
能登島にある「ひょっこり温泉」という所が9時半からやってるみたいなので、朝飯を食べた後で向かった。
雨は降ったり止んだり。

観光地でこんな早い時間から風呂に来るお客さんなんていないでしょ?!…と思ったのは大間違いで、なんだかゾロゾロとお客さんがやって来る。
他のお客さんと違い私はさっぱりしたいだけなので、一番最初に温泉を出た。
ここから上田までは4時間半。
途中で昼飯を食べながら行けば、15時頃上田に着ける計算。

IMG_1520.jpeg途中のサービスエリアで食べた「白エビうどん」は美味かった。

上田には予定通り到着。
ホテルでシャワーを浴びてロングドライブの疲れを流し、ノンアルビールとLチキで少しだけ腹ごしらえした。
この後は、川合愛美さんのピアノコンサートがあるので、ビールはまだまだお預けである。
ホテルからコンサートが行われる「東御市梅野記念絵画館」までは車で30分。

IMG_1535.jpegコンサート会場の席を確保した後は、しばし美術鑑賞。
昨日の今頃は、海岸で雨にポツリポツリやられていたのに、なんともまぁ大違いである。

IMG_1533.jpeg30席しかないコンサート会場のバックは浅間連峰。
少し雨がぱらつくような曇り空なのもなかなかいい。

IMG_2017.jpg1時間の演奏が終わった後で、遊びに来ていたヴァイオリニストの野口さんとのコラボで2曲演奏してくれた。
ちなみに野口さんは普段着かつスニーカーという出立ちだったけど、川合さんとのアンバランス感が逆に良く演奏も素敵だった。
そして、川合さんはYoutubeで見るそのまんまのキャラで、とっても楽しい。

IMG_1542.jpegコンサート終了後、少しだけ立ち話。
川合さんがよく口にするフレーズは、YAMAHAとKAWAIとAPOLLOの音の違い。
今日のピアノはYAMAHAのC3だったので、演奏の合間のトークでは「YAMAHAって "こんにちは!" って感じで…」と話していた。
そこで「是非APOLLOの "こんにちは" をやってください」とお願いしたら、間髪入れず「こんにちは!!」とやってくれた。
とってもノリがいい(^^

「ちょっと待ってくださいね」
と言って一旦控室に戻り、木製の名刺を持ってきた。
KREUTZERというピアノの足をスライスして作った40枚程度しかない限定品である。
貴重な物をくださり、ありがとうございました。
制作時の様子がYoutubeにアップされていたのでシェア。

コンサート後、ホテル近くの駐車場に車を停めて、そのまま夜の上田の街へ繰り出す。
これからが本当の打ち上げである。

IMG_1545.jpeg何軒か扉を開けては閉める…を繰り返し、やっと6軒目で "いけそうな" 店を見つけた。
私が好きなカウンターの端へ座り生ビールを注文する。

生ビールと一緒に突き出しが3品出てきた。
これは嬉しい!!
"いける店度"「80%」確定である。

IMG_1546.jpegIMG_1547.jpegホヤ酢とマグロホホ肉。
"いける店度"「95%」にアップ。

IMG_1548.jpeg最後に梅茶漬け。
"いける店度"「100%」決定。

気分がいいので、もう一軒行きたくなった。
会計をしながら、隣で飲んでいた男性に声をかけた。
「すみません。この辺りでいいバーご存知ですか?」
「どんな感じのバーがいいですか?」
「あなたがよく行かれるバーでいいんですけど…」
「であればですね、この店を出てこっち方向に行き通りに出たら右に曲がって…一緒にいきましょう!」
「えっいいんですか?」
「はい、ちょうど会計しようと思っていたところなので。」
…てな成り行きで、初対面の人の行きつけのバーに連れて行ってもらえる事になった。

IMG_1551.jpegバーがあるエリアには、良さげな飲み屋が並んでいた。
こんな場所があったなんて…私の嗅覚は鈍ったままだ。
入ったのは、見たこともないスコッチが壁一面に置いてある店だった。
バーボンソーダを注文すると、綺麗なお通しが出てきた。
案内してくれたのは40代(?)くらいの方で、奥さんと子供達が実家に行ってる今日はフリーな日らしい。
「こういう1人で息抜きができる日は嬉しいんですよ。」
「月に何回かあるんですか?」
「いえ、年に2、3回です。」
「そんな貴重な日に付き合ってもらっちゃって、なんだかすみません。」
「いえ、どっちみちバーで飲もうと思っていたし、楽しいので大丈夫です。」

隣の席では、宇都宮のバーで働いているという若者が友達と2人で飲んでいた。
「宇都宮はバーの街なんですよ。」
知らなかった…。

マスターにスコッチウィスキーのことをいろいろ教わった。
「1000円くらいで飲めるお勧めのスコッチがあったらください。」
ベンロマックというシングルモルトをコニャックグラスで出してくれた。

かけぴさん、今日は顔の下半分が妙に日焼けした変なおじさんに付き合ってくれてありがとうございました!!
おかげさまで、楽しい夜を過ごすことができました。
上田はいい(飲み屋)街だ!!