調整 パノラマ銀座 3日目〜燕山荘から中房温泉〜

昨日の宴会…もとい!! 会議では、明日は何時に下山し何時のバスに乗るか?という酔っ払いトーク…もとい!! 打ち合わせを行った。
山岳会のシュニンが合流し開催される打ち上げが17時半からなので、その時間には会場である戸塚ゆいまーるのドアを開けなければならない。

中房温泉発のバスの時間は、9:00、10:45、12:30のどれか。
中房温泉の日帰り専用野天風呂「湯原の湯」は9:30オープン。
案1...お風呂上がりに食事をすると、バスは12:30。
穂高駅到着が13:25なので、もたもたせずに穂高駐車場を出発し、前回のような事故渋滞がなければ、17時半にはドアを開けられる。
案2...食事をしない場合はどうか?
10:45のバスに乗り穂高駅で食事をすれば、12時半には穂高駐車場を出発できるので、時間に余裕ができる。
案3...中房温泉でお風呂に入らない場合はどうか?
空いてそうな9:00のバスに乗れて、10時には穂高駅に到着。
その後、近場の日帰り温泉に寄って、お風呂と食事をすれば、もっと時間に余裕ができる。

4時半に起床して、乾燥室で干していたウェアを回収。
ほどほどにリュックのパッキングをした後で自炊場に行き、昨日売店で買っておいたパンとコーヒーで簡単に朝食を済ませた。
昨日考えた3つの案のどれにするかは、決まっていない。
どの案にするかは道中で決めるとして、9:00までに中房温泉に下山することにした。

IMG_2585.jpegコースタイムは2時間50分。
5:45に燕山荘を出発した。

途中、暑くなったので合戦頭ベンチの手前でジャケットを脱いでいると、男性2人連れがしっかりジャケットを着込んだまま歩いて来た。
「暑くないですかぁ?」
「合戦小屋まで頑張りま〜す」

歩き始めて合戦頭のベンチに着くと、先ほどの2人連れがジャケットを脱いでいる。
「暑くて合戦小屋までもちませんでしたぁ〜」
先ほどの決意はどこへやら(^^;

その後、空き缶が沢山入ったゴミ袋を持った3人組が我々を追い越して行く。
どうやら小屋の荷下ろし係のようだ。

IMG_2587.jpeg6:30 合戦小屋到着。
さっき運んでいたゴミ袋は、荷揚げ用ケーブルを使って下ろす。

途中、左足の親指のあたりが、小石が挟まっているような感じでなんか痛い。
靴を脱いでみたものの石は入っていない。
靴下のシワかな?と思って靴を履き直してもやっぱり痛い。
そのまま我慢しながら歩き、8:45 中房温泉に下山。
ソフトクリームを舐めながらバスの停留所に向かう。

バス停では運転手さんが外で休んでいた。
「夏はどうでしたか?」
「今年の夏は、平日も関係なくお客さんが多かったねぇ。昨日なんかあんな天気だからいっぱい下山してきて、増便したんだけど何人かは乗り切れなかったよ。」
「コロナが解除されたから、一気に人が増えたんですかね?」
「そうだねぇ、でも人が多過ぎ。」

バスの発車時間になった。
運転手さんに行き先を告げ、運賃を払う。
昨日自炊室で一緒になり少し話したテント装備のソロ男性が先に乗車し、濡れたお札を出した。
「濡れていてすみません」
「雨が降った時はみんなそうだよ」と運転手さんの優しい言葉。
私が払う。
「こっちは濡れていません(^^」
ソロ男性が笑っている。

順調に穂高駅に到着し、電車で帰るソロ男性が別れ際に挨拶してくれた。
「またどこかの山で会いましょう」
感じのいい人だ。
我々は歩いて5〜6分のところにある穂高駐車場行く。
駐車場に着き、靴を履き替えようと靴下を脱ぐと、下山中に足が痛んだ理由がわかった。
私は左足が外反母趾なんだけど、親指の付け根の出っ張ったところの皮がベロっと剥けていた。
よくこんな足で下ってきたな…って感じで痛々しい。
このままじゃクロックスも履けないので、ファーストエイドキットから大判のバンドエイドを出して応急処置する。

IMG_2588.jpeg日帰り温泉は、車で10分ほど走った所にある「安曇野しゃくなげの湯」。
お風呂も施設も快適なので、ここで昼飯を食べることにした。
美味しそうな写真付きのメニューと睨めっこして私が選んだのは、期間限定の「ニラレバ定食」。

さて、昼飯を食べてもまだ12時。
このまま高速に乗っても打ち上げ会場のドアは開いていない。
どうしましょ?!
ボーリング場もないので(^^;、時間調整をしながら"下の道"を行くことにした。
ちなみに、どちらかと言うと私は、"高速バーン"派ではなく、"のんびり下道"派である。

けっきょく、諏訪南インターまで下道を楽しみ、高速に乗ったもののまだ早い。
厚木パーキングのスマートICで下道へ復帰。
しかし、平日夕方の渋滞にはまり、打ち上げ会場のドアには10分遅刻してしまった。
久しぶりの沖縄料理と泡盛が美味い!!

打ち上げ後、駐車場に置いた車まで戻り、女子1号がリュックを背負って帰宅。
私は、パソコンの入った赤いTIMBUK2を肩にかけ、まるで通勤帰りのように帰路についた。
車は、明日会社帰りに回収する。

今回の山旅は、雨には降られたものの終わってみればなかなか楽しかった。
次回は、想像の翼を使わずにすむ日に再挑戦したい。