我慢できなくなった人 〜天城山〜
先月、雨のパノラマ銀座を一緒に歩いてくれた女子1号から連絡があった。
「そろそろ山に行きたい!!」
要望のような口調だけど、"!!" がついているので命令のようにも聞こえる。
10月2日 月曜日、天城山の登山口がある天城高原ゴルフコースの登山者用駐車場に着いた。
ここから山に入るのは3年ぶり3回目である。
⇨2ヶ月早い天城山
⇨2週間遅い天城山
前回は、コロナ禍真っ最中の山行だったけど、何を隠そう現在もコロナ禍真っ最中である。
万二郎岳に続く道端にはシロヨメナが咲いている。
1時間で万二郎岳に到着。
ずっと "まんじろうだけ" と読んでいたけど、正しくは "ばんじろうだけ"。
左に見える海は相模湾。
ところどころで視界が開ける。
正面に見えるのは、標高1000メートルにある天城高原ゴルフコース。
私が最後にクラブを握ったのは、30年以上前に行ったサイパンのゴルフコースなので、このコースが楽しいかどうかはわからない。
アセビ(馬酔木)のトンネル。
ミヤマリンドウ。
万三郎岳(ばんざぶろうだけ)で昼飯にする。
隣のベンチで休んでいた地元のソロ女性と少し話した。
「伊豆にも熊が出たって新聞で読みました。」
「あれって捕まえていた熊を放したらしくて、一匹なんですよね。」
「えっ一匹だけなんですか?」
一匹だけなら、遭遇する機会はほぼ無いと思われるので、海っぺたでキャンプしていても心配する必要はない。
でも、自分が見ていたのはこんなニュースだった。
⇨伊豆にクマあらわる(外部サイト)
どっちが正しい情報なんだろ?
ちなみに、会話では"一匹"って言ってたけど、熊を数えるのは"一頭"という言い方が正しい。
この写真は、万三郎岳の先にあるパワースポット。
特に有名な場所ではなく、単に自分が何かのパワーを感じた場所。
縦走路から分岐して、シャクナゲコースを行く。
涸沢分岐点までの道は、以前よりも土がえぐられてしまいとっても歩きづらい。
ゴールまでは、まだ2時間以上歩かなければならないけど、ブナの森の後は苔の森が続き変化があって面白い。
もうすぐ四辻の分岐。
雷に打たれたような枯れ木がスクっと立っていた。
まだ生きているんだろうか?
ゴール後は、ガラ空きの伊豆スカイラインを走り、17時に伊勢佐木長者町の銭湯に到着。
さっぱりと汗を流してから打ち上げ。
女子1号さん、ストレスは発散できたでしょうか?
(あとがき:2023.10.21)
女子1号は、登山口の駐車場にある靴洗い場に、帽子と手袋を忘れてきたとのこと。
頭の周りで打ち上げビールを回すのが早過ぎたのだろう。