スマホからの解放 -Apple Watch SE-
6月にレースに出ることになったので、走行時にピットと会話する方法を考えていた。
ヘルメットにはマイクとスピーカーが埋め込まれているけど、草レースでは無線システムを使わない。
もしや…Apple WatchとワイヤレスイヤホンのAirPodsがあれば、かかってきた電話に自動で出たり、ピットへ電話をかけることができるのでは?
Appleが「アップルウォッチ -Apple Watch-」を発表したのは2014年。
腕時計で電話?
子供の頃観ていた「スーパージェッター」では、ジェッターが腕のデバイスで流星号を呼んだり、何かの操作をしているシーンがあったけど、腕時計に話しかけたり、あんな小さな文字盤(?)で何かを操作するなんて…。
その当時、私は全く欲しいと思わなかった。
しかし、背に腹はかえられない。
メルカリで新品同様のApple WatchとAirPodsを手にいれ、さっそく試してみることにした。
1週間ほど使って、ようやくApple Watchで何ができるかわかった。
まず、当たり前だけど時間がわかる。
私は夏しか腕時計をしなかったけど、それはアクセサリー的に着けていただけで、なぜか時間はスマホで見ていた。
これで、時間を見るためだけにスマホを取り出す必要がなくなった。
電話やメールが着信した時、スマホを取り出さなくても発信者や内容がわかる。
声での入力が恥ずかしくなければ、返信もできる。
電車の中では本を読んでいるので音楽を聴くことはないけど、歩きながら音楽をスタートさせたり、音量を変えたりするのも声でSiriを呼び出すだけでいい。
まだ使ったことはないけど、山に行く時はYAMAPと連動させてルートと現在地の確認もできる…らしい。
ちなみに、Apple Watchはウェアラブルデバイスというカテゴリーの機器である。
ウェアラブルデバイスには、腕時計型や眼鏡型などがあり、身に着けられることで、歩数や心拍数などを計測することができる。
私はまだヘルスケア系のアプリは使っていないけど、そのうち必要性を感じる時がくるんだろうか?
他にもできることは沢山あるので、スマホはカバンの中に入れておいてもいい。
(あとがき:2024.4.12)
大昔履いていたバレーボールシューズを引っ張り出して、早朝トレーニングを開始。
ここで、「ワークアウト」というアプリが役立つことになった。
しかし…"走る" という事ができなくなっている自分を実感(^^;
初日は、ジョギングペースでたった2.5キロ走っただけで脛が痛くなった。
ちなみに、ワークアウトの種類にはボートや登山、サイクリングもあるので今度使ってみようと思う。
(あとがき:2024.4.13)
早朝トレーニング2日目。
今日は脛も痛くならず、昨日より500メートル多く走れた。
しかし…帰ってきたら、"大昔のシューズ" の底が剥がれそう(^^;
仕方がないので新しいシューズを注文。当然のことながらメーカーはミズノ!!
(あとがき:2024.4.16)
Youtubeで吉村大阪市長が記者会見している映像を見た。
ふと吉村の着ている作業着(?)に「走る鳥(ランバード)」のロゴが入っているのがわかった。
調べると、ミズノは大阪万博にブロンズパートナーとして協賛していて、気持ちの悪いキャラクターをモチーフにしたコラボ商品も販売している。
残念ながら、ブランドイメージのアップから1ヶ月もしないうちにイメージダウン!!
で、肝心のレースでApple Watchは使えるか…についての検証はどうか?
次の設定を行えば使えることがわかった。
1) アクセシビリティ設定で「自動で電話に出る」をオン(私は3秒にセット)
2) ピットの携帯電話をアドレス帳に登録
1) については、普段電話をかけてくる友達はいないのでOK。
2) については、AirPodsのマイクに「Hey Siri ピットに電話」と話しかければOK。
しかし、ここで肉体的な問題が発生。
AirPods(第2世代)をつけてヘルメットを被ると、耳が圧迫されてしまうことがわかった。
仕方がないので、iPhone+昔の有線イヤホン(Earbuds)で再検証。
次の設定を行えば使えることがわかった。
1) iPhoneのアクセシビリティ設定で「通話」⇨「タッチ」⇨「通話オーディオルーティング」の「自動で電話に出る」をオン(私は3秒にセット)
2) iPhoneのSiri設定で「"Hey Siri"を聞き取る」をオン
3) iPhoneの画面表示と明るさ設定で「自動ロック」をなし
4) ピットの携帯電話をアドレス帳に登録
この状態であれば、ピットと会話できることがわかった。
なんと、Apple WatchもAirPodsも必要なかったことが判明(^^;
しかし、食わず嫌いだったApple Watchが、意外に便利に使えることがわかった。
最近、多くの人がスマホべったりな生活をしているように感じる。
通勤の時は、駅のホームでも電車の中でも、ほとんどの人が下を向いてスマホを見ているし、友達同士隣に座っていても、話をしないでそれぞれがスマホを見ている。
さらに電車の乗り降りだけでなく階段を歩きながらでもスマホを見ている。
歩きスマホの人も多いし、飲み屋でスマホを眺めている人も多い。
自分はどうかというと、駅や電車の中でスマホを見ているのはカッコ悪いと思っているので、必要な時以外はスマホを触らないようにしている。
それでも、メールやLINEの着信でスマホが震えると、ポケットからスマホを取り出してチェックする…という習慣がとっても嫌になっていた。
この "いつもなにかを気にしている" 状態って、人間としてどうなんだろ?…って思っていた。
Apple Watchは、こんな "スマホの呪縛" から解放してくれるかもしれない。