灼熱の放浪
6月の第2週に体調を崩してから、1ヶ月くらい咳が出続けていた。
そして、何もする気が起こらないほどの倦怠感。
コロナの後遺症なのかなぁ…こんな状態がいつまで続くのかなぁ…と不安に感じていたものの、なんとか咳が治ってきた。
どこかに遊びに行きたい! と思えるようになるには、まだ時間がかかりそうだけど、とりあえず咳が出なくなったので、映画を観に行くことくらいはできそうだ。
7月6日、今日観る映画は「フェラーリ -FERRARI-」。
事前情報を仕入れずに鑑賞したので、最初はレース映画なのかな?…と思っていたら、フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリを取り巻く人達との人間ドラマだった。
エンツォを演じたのはアダム・ドライバー。
時代は1957年頃なので、エンツォは60才くらい。
自分的には、アダム・ドライバー=エンツォには違和感があった。
それにしても、監督のマイケル・マンは、レースシーンを撮るのが抜群にうまい。
「フォードvsフェラーリ」でもそうだったけど、レース映像としてのミッレミリアは、とても雰囲気があり迫力もあった。
一夜明けた7月7日。
今日は暑い灼熱の1日になりそうなので、涼しく過ごせる映画館をはしごする。
午前中は、「ザ・ウォッチャーズ -WATCHERS-」。
映画館は、今年の4月に開業したばかりのユナイテッド・シネマみなとみらい。
このシネコンができたことは全く知らなかったけど、ザ・ウォッチャーズを上映している映画館を調べていて知った。素晴らしい雰囲気!!
ザ・ウォッチャーズの監督はイシャナ・ナイト・シャラマン。
あれ?なんか聞いたことある…と思った方がいると思うし、自分もそお思った。
イシャナは、「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」などのスピリチャル系作品を生み出した、あのM・ナイト・シャマランの娘である。
そもそも、この作品の製作者は、お父さんのM・ナイト・シャマランで、たぶん娘の演出にも(少しだけ)口を出しているような気がする。
そして主演は、大好きなダコタ・ファニング。
蛇足だけど、ユナイテッド・シネマみなとみらいは、全席にフレックスサウンドという音響体感シートが導入されていた。
公式サイトの説明では「スピーカーが内蔵された椅子から音と振動が発生全身で音を聴く…」とある。
この体験が苦手な人は、手元のスイッチでOFFにすることもできる…で私はどうしたか…OFFにして鑑賞した。
昼飯を挟んで、午後に鑑賞するのは韓国映画の「THE MOON」。
昼飯は、桜木町の蕎麦屋「太宗庵」で食べる!!と決めていた。大満足。
で、大満足の後に観た「THE MOON」はどうだったか…。
残念ながらハリウッド映画と日本映画のダメなところを真似してしまったような作品だった。
VFXは素晴らしくストーリーも良かったので、演出を変えればすごく良い作品になりそうなのに…とても残念。
珍しく、映画の寸評などをしてしまったけど、これは外遊びに行っていないことの裏返し。
近場の避暑に逃げるのではなく、1日も早く体調を復活させて、外遊びでストレスを解消させたい。