宴会 立山1日目〜移動〜

立山に行ってみたい…
昨年12月のパーヤマの一言により今年7月に計画されていた立山遠征は、天気不順により9月に延期されていた。
月日は流れ、遠征当日の9月4日(水曜日)から三日間の天気は曇り時々雨のち晴れ…という微妙な天気だけど、別山から雄山を縦走する遠征二日目は、まあまあの天気になる予報。
決行が決まった。

女子1号をピックアップ後、保土ケ谷駅で始発電車に乗ってくるパーヤマと合流する。
二日前に、待ち合わせ時間や場所そして、共同装備(酒)について連絡していたものの、返信があったのは女子1号だけで、パーヤマからの返信はない。
「了解してる時は返事しない」という訳のわからないポリシーを持っている人間と行動する時は、こういう時に不安になる。
ちゃんと決めた時間に来るんだろうか…。
一抹の不安がよぎり、「保土ケ谷駅に着いた」と連絡すると「56分着」という返信があった。
ちゃんと電車には乗っているようだ。
しかし、昨年の尾瀬ように小さなリュックで来られてしまったら…共同装備(酒)の分配が心配である。
リュックの中身は何ですか?

今回の立山遠征は予備日が2つあった。一つは9月4日(今日)、もう一つは9月9日から。
しかし9月4日の天候が微妙で決行を迷っていた時にパーヤマから連絡が入った。
「9月9日の予備日だけど、予定入れちゃっていい?」。
その時は「もう数日したら決行か延期かわかるんだから、その時まで待てないの?」
と思ったけど、何か大事な予定があるのかな?…と思って「了解」と返信した。
順調に早朝の中央高速を走る車内で聞いてみた。
「9月9日の予定ってなんだったの?」
「あっ会社に出ようかと思って、先月休んでばかりだったし今月もあまり行けそうもないから…」
女子1号は「あ〜そうなんだぁ」と頷いていたけど、私は寅子風に「はて?」と思った。
それなら事前に予定を入れなくても9月4日が延期になったら、その日から三日間は会社に出れるので問題ないのでは?
例によって何か裏があるとみたが、武士の情けで突っ込まないであげた。

IMG_6106.jpg扇沢に到着。
平日にも関わらず、バスターミナルに近い無料駐車場は満車。
バスターミナル前の有料駐車場は、料金が一番安い第3駐車場に停めた。
扇沢駐車場(外部サイト)
予想に反してパーヤマがデカいパタゴニアのダッフルバッグを担いできたので、共同装備(酒)を分配。
"自分用"にワイン1本と日本酒1号パック4個を持ってきた女子1号への分配は諦めた。

室堂までのチケットは往復で12,300円。
関電トンネル電気バス(16分)〜黒部ケーブルカー(5分)〜立山ロープウェイ(7分)〜立山トンネルトロリーバス(10分)を乗り継いで室堂まで行く。
立山トンネルトロリーバスは、今年が最後の運行になるらしく記念のカードを渡された。

IMG_6118_20240904.jpg黒部ダムに到着。
観光客の方が多い。
ダムの上を歩いて反対側まで行き、黒部ケーブルカーに乗り換える。

IMG_6124.jpgケーブルカーからの眺め。

IMG_6128.jpgIMG_6131.jpg12時ちょい前に室堂に到着。
乗り物に乗ってる時間は短いのに乗り継ぎが悪く、意外に時間がかかった。
室堂はこんな感じで山にガスがかかっているけど、雨は降っていないのでヨシとする。

IMG_6140.jpg宿泊先の雷鳥荘まではすぐなのに、待ちきれずにみくりが池温泉で到着ビール。
セットのおつまみは白海老と枝豆。
近くに座っている人から「美味しそう〜」と歓声を浴びた。

IMG_6145.jpgIMG_6149.jpg到着ビールが終わったので、"落ち着いて"雷鳥荘へ向かう。
雷鳥荘のすぐ隣には地獄谷があり、有毒な火山性ガスが噴出している。
ガス濃度が高くなると、雷鳥荘付近に設置されているパトランプが点灯し、警報がアナウンスされる。
この日は安全。

IMG_6150.jpg雷鳥荘に到着。
入り口は、地獄谷の反対側にある。
今回は個室を予約した。
心置きなく荷物が広げられるので正解。

IMG_6159_20240904.jpg計画では、到着後付近を散策…と書いてあるけど、前夜祭を開始することにした。
喫茶コーナーの脇にある自炊場所には、4人が座れるちゃんとしたテーブルが1つと、小さな丸太のテーブルが2つある。
運よく4人掛けのテーブルが空いていたので、我々が使わせてもらう。
2回目の到着ビールを空け、1本目のワインが空になる頃、自炊室から見える空に青空が広がり始めた。

IMG_6164.jpg具沢山のポトフが完成。

丸太テーブルに、日本語ペラペラの中国人女性が "来店"。
その女性は、仕事で何度も中国に行ったことがあるパーヤマと話しながら、パンケーキを焼いてくれた。
どうやら二つの事を同時にこなすことができるようだ。
一つのこともマトモにできない我々とは大違いである。
ご馳走さまでした!!

酔っ払ったパーヤマが部屋に戻った後、天空はますます晴れ渡り、雲一つ無くなった空には天の川まで登場。
さて、後はお風呂に入って締めの一杯をやって寝るだけ。
明日の天気は午後から曇り予報だけど、我々は時計回りで縦走するので、剱岳は見れそうだ。

(2日目につづく)