アグリコールラム -風のマジム-

一週間前、「風のマジム」という映画を観た。

この映画は、沖縄南大東島グレイスラムの社長である金城さんをモデルにした同名小説「風のマジム」(原田マハ著)を映画化した作品。
伊藤沙莉演じる伊波まじむは、沖縄の通信会社 (実際は沖縄電力) に勤める契約社員。
ある日バーで飲んだラムに惹かれ、沖縄のサトウキビでラムを作りたい(!!)と思い、社内ベンチャー募集にラム製造の企画を応募する。
ユニークなプレゼンでその企画がとおり、ラム製造への道を探るまじむだったけど、そこには色々な問題が立ちはだかり…。
観終わった後は、とても爽やかなで清々しく、そして幸せな気分になる。

映画を観たほとんどの人はスルーしてしまったと思うけど、私はまじむの上司である尚玄演じる儀間鋭一が言ったセリフが心に刺さった。
「何かを思いついてしまった人間は、それだけの覚悟を背負わないとだめなんだよ。」
何かを思いついたけど、それを夢と諦め行動に移さない人は多い。
私は、思いついた夢を追いかけてみたけど、残念ながら実現することはできなかった。
しかし、この物語の中では、"思いついてしまった人=伊波まじむ" を応援する人が沢山いる。
その事が嬉しくて、映画の中で応援している自分がいた。

ちなみに、まじむが作るアグリコールラムというのは、サトウキビの搾り汁をそのまま使い発酵・蒸留したラムのこと。
Googleの検索結果では…
「サトウキビジュースは劣化が早いため、収穫時期 (約半年間) しか製造できず、製造場所も産地の近くに限定されるため、世界のラム生産量の約2〜10%程度しか生産されない希少なラムです。」
とある。
アグリコールって何?
https://rum.co.jp/archives/faq/2005-0112-490.php

[参考]
さとうきびで作る沖縄のもう一つの島酒・ラム。その草分けたちのロマンを綴る「沖縄ラム物語」
https://beokinawa.jp/jp/brutus/8/

IMG_9457.JPGこれは、横浜市青葉台の酒屋で売っていたグレイスラム社の「COR COR (コルコル)」というラム。
グリーンのラベルが、アグリコールラム。
映画「風のマジム」公開記念限定ボトルも販売されていたけど、既に完売。
https://corcor.shop/

IMG_9440.JPG横浜市中区の酒屋でアグリコールラムを購入。
アルコール度数 50%。

最後に…
"平等"という言葉の意味を履き違えて教育している日本は、人と違った考えや行動を認める人は少なく、まさに"出る杭は打たれる"国であり、"右へならへ" 的な人間が増えているように思う。
運動会で順位をつけないのであれば、学業の成績にも順位をつけるな(!!)…と言いたい。
"何かを思いついてしまった人間" を応援する世の中になって欲しいなって思う。