カヌー事故に思う

2月16日 土曜日。
浦安でカヌーの事故があり男女二人が亡くなった。
二人は浦安市境川河口の上流1キロの場所から出艇し遭難、カヌーと遺体は千葉県市原の姉崎海岸で発見された。
昨年12月に起こった利根川での事故は、幸い全員無事だったが、今回は大変残念な結果になってしまった。

それにしても、いくつもの疑問がある。
- 女性の方は元国体のカヌー選手であり、初心者ではなかった。
- 強風波浪注意報が出ていたのに出艇した。
- 加入しているカヌー協会の練習が中止になり、協会の人に注意されたのに出艇した。

真相はわからない。

そもそも当日は、風速10メートル以上の風が吹いていた。
私はその日用事があって、ベイブリッジを通って川崎に向かったが、横浜港内や運河も強風特有の白波が立ち、とてもカヌーを浮かべられる状況ではなかった。

こんな日、初心者はまず出ない。
そして、ある程度経験のある人なら尚更出ないはず。
想像で話したくないので、今となっては状況がわかる術はないが、事故の原因を知ることは、同じスポーツをする他の人にとって、とても大切なことだと思う。


以前、ある人が経験した話しを元にブログを書いた。
海では死なない

彼はなんとか無事に生還した。そして、その時の状況を詳細に語ってくれた。
これはとても貴重な記録だし、自分も他人事ではない臨場感で "彼の経験" を共有する事ができた。

また以前、アウトドアライターのホーボージュンさんが、東伊豆で118をコールした時も、その状況をブログに書いてくれた。
私が彼を尊敬するのは、アウトドアの専門家である彼が勇気を出して正直な報告をしてくれた事だ。


幸い、私はまだ118のお世話になったことがない。
でも失敗した事や、危険な状況に陥った事、そして難しい判断を迫られた事はある。
その時は、このブログでも報告するので、読んでくれた方は是非参考にしてください。

最後に、無くなられたお二人のご冥福をお祈りします。

(あとがき:2013-3-3)
続きを書いてみた。
カヌー事故に思う(続き)