スキルアップトレーニング 〜頑張るオヤジたち〜

7月20日 参院選挙前の土曜日。
タケさん隊長号令の元、暑くもなく寒くもない三戸浜に50代のオジサン達が集合した。
駐車場(1200円)混むんだろ〜な〜と思っていたけど、8時到着時はガラガラ。
その後も満車にはならなかった。
ふむ…若者や家族連れは海の家がある海水浴場に行くと見た。

この4人が集まるのは昨年の裏磐梯以来になる。
ワイルドキャンプは無理だった

快楽主義カヤッカーのイイダーは、冬の寒い時期にはいっさい漕がず、3分割カヤックをベランダで埃まみれにしている為、4人揃って漕ぐことはめったにない。


さて、今日はツーリングではなく、スキルアップの為のトレーニングをする。
いつもとは違いデッキバッグにゴーグルを入れたりして、皆さんなんだか楽しそう。

タケさんとイイダーが準備している最中、先に舟をこしらえていた自分とワンチャンが、先陣をきって出艇。
自分が、カヤックに乗ったままスノーケルをしようとして、まず沈。
自分でカヤックを起こし、ワンチャンにコーミングを抱え込んでもらって、横からカヤックに乗り込んだ。
そして、乗り込んでからポンプで排水するのがまた大変。
それだけで疲れてしまう。

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自家製フラッグ組みのタケさんとイイダーも舟を浮かべ、練習会場であるホモビーに向かうことにする。

私「カヤックの色とフラッグが同じだ!!」
イ「あったりまえじゃないですかあ〜トータルコーディネートですよ〜」

タケさんフラッグは、荒崎沖で漁船の人に「通るなら旗ぐらい立てろ!」と注意された後で自分で作り、先日の山陰遠征でテストをしてきたやつ。
僕たちにできること 〜海での安全を考える〜

イイダーフラッグは5作品目。本人曰く失敗ではなく改良を積み重ねたらしい。
今のところどっちも立っているが、ひっくり返ったらどうなるか…お楽しみ。

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スノーケルの人達と浅瀬を避けながらホモビーへ向かう。

フェザークラフト

ホモビーに到着して練習開始。

ワンチャンがひっくり返って、タケさんがTXレスキュー。
レスキューする人がバウを持ち上げてコックピット内に入った海水を排水する際は、レスキューされる人がスターンを押し下げると効率がいい。

フェザークラフト

次にタケさんが沈脱してイイダーがレスキュー。
フラッグは水の中。

フェザークラフト

ワンチャンが、カヤックをひっくり返さないで海に入って馬乗りセルフレスキュー。
パドルフロートを使って乗り込むよりも簡単。
コックピットに水が入っている場合はどうなるか…は未確認。

実際にそれぞれの立場で練習をすると、いろいろミスがあったり気がつくこともある。
レスキューする側やされる側がパドルを流してしまったり、沈脱した後カヤックと離れてしまったり…。
ちなみに、風がある日にカヤックを先に起こすと流されてしまう。
カヤックから離れてしまったら、レスキューする側の作業が一手間増えるのでこれは避けたい。
こんな時は、ひっくり返ったカヤックのコックピットに片足を突っ込んでおけば、両手が自由になるので、その後で落ち着いてやれば問題ない。


ホモビーに上陸して昼飯を食べた後は、ロールの練習。
自分はまったくダメ。
たとえできたとしても、それは静水での話し。
実際に荒れた海で、荷物満載のカヤックをロールでリカバリーできるのか?…といったらどうなんでしょ?
ロールはロールとして、できないよりはできた方がいいので、これからも練習しようと思う。
でも、ひっくり返らないスキルを身につける事も大切。
そのスキルは、パドリングのスキルでもあるし、天気や海況を判断するスキルでもある。


この練習でわかったことがある。
当たり前だけど、荷物を積んだカヤックは重い!
今日はツーリングではないけど、あえてデイツーリングの時と同じように自炊道具や水などの荷物を積んでおいた。
沈脱して一人でカヤックを起こす場合、重いカヤックだと少し大変かもしれない。
また、TXレスキューで排水をする際も、やたら重いらしい。(自分はされる側だったのでわからない)
キャンプツーリングの時は、今日よりも10キロくらい重いはずなので、これを持ち上げるのは大変かも…。
どっちも一度実験してみたい。

それともう一つ。
どうも自分のシーソックは不良品のロットみたい。
フェザークラフトのシーソックについては、ある時期に製造されたものに不具合がある。
タケさんは、カヤックを買った時から内部が浸水していたので、これはシーソックが不良品だと考えた。ディーラーに話したらすぐに改良品のシーソックが送られてきて、その後は浸水ゼロ。
ワンチャンは、最近シーソックを買い替えたので、こちらも問題無し。
対して自分のは、二人の改良品シーソックと比べても明らかに素材やシールの感じが違うし、今日みたいな事をやるとガンガンに浸水する。
ん〜…自分のは2011年12月に届いたものなんだけど、不良品なんだろうか?


以下、番外編。

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朝、ワンチャンウィスパーのフレーム(チャイン)が4番クロスリブにパチンとはまらない。
ひょっとしたらクロスリブが欠けた?
こういう時の為にいつもタイラップを持っているので、さっそく応急手当。

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これはイイダーがこさえた3分割艇を組み立てる為の治具。
普段は本立てとして使っているらしい。(ウソ)

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タケさんフラッグ。
非常に完成度が高く、このまま売れそう。

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いつも持っているブランケット。
ある時は、撤収の際にカヤックが汚れてしまうのを防いだり、ある時は夜中にカヤックをカバーしたり、有る時はレジャーマットにしたり、寒い時はこれにくるまったりもできる便利グッズ。