相模湾ひとりぼっち 〜江ノ島〜

昨年は年越しキャンプツーリングだった。
2016漕ぎ納め
今年は暮れに娘が泊まりに来ていたので、大晦日は大人しく"お父さん"をしていた。

そして今日1月2日は、2018年の初漕ぎ。
暇だったので、ここ数年の初漕ぎ日を調べてみた。
2017年 元旦
2016年 元旦
2015年 1月10日
2014年 1月3日
2013年 1月5日
2012年 1月3日
食っちゃ寝、飲んじゃ寝をしているお父さんが多い(だろう)中、なかなか立派な行動力である…と思う。

いつもならチョロっと漕いでお茶を濁す初漕ぎなのに、何を思い立ったか2018年に定めたルートは「葉山大浜から江ノ島往復、帰りに森戸神社に寄ってお守りゲット」。
そうと決まったら、朝はもたもたせずに家を出て、なるべく早めに出艇しなければ、カヤックが乾く時間に帰還できない。
葉山公園駐車場の開門時間は8時。
しかしひょっとしたら早めに開けてくれるかもしれないと思い、7時15分に門の前に着いた。
ちょうど案内板を出そうとしていた管理人さんは、私と目を合わせないようにしている。
車の中でコーヒーを飲んで待つこと30分。
7時45分に門が開いた。開けてくれた?管理人さん根負け?
兎にも角にも、15分早く出発できる。

葉山公園 大浜 富士山せっかくプレゼントしてもらった貴重な15分は、あまりにも見事な富士山をボーッと見る事に使ってしまい、カヤックの準備が整った時は、すでに8時50分になっていた。
江ノ島もバッチリ見える。
なんとなく北が吹いているみたいだけど、寒くないし気にしないようにする。

P1020004.jpgまっすぐ江ノ島に向かう。
風は北西。スピードは出ていない。
でも、正面にはずっと富士山があり、江ノ島の向こうに小田原の街も見える。
名島の辺りに浮かんでいた釣りボートも後方に消え去り、もちろんシーカヤックはゼロ、SUPも見えない。
相模湾ひとりぼっち状態になった。
堀江謙一さんの「太平洋ひとりぼっち」には、遠く遠く及ばないけど、今この場所から見渡す限りは誰もいない。
ヨットの往来が多い江ノ島に近づいても、乗り合いの釣り船が一隻いるだけで、いつもの"アウェイ感"が無い。
こんな事はお正月しかあり得ないので、大いに得した気分になった。
いつの間にか、風も収まり今は周期の長い大きなウネリだけの海になっている。

江ノ島江ノ島では、いつも北側の入江に上陸する。
一直線に目指すつもりが、少しだけ沖からのエントリーになった。
ウネリが当たり豪快に潮を吹き上げている海岸では、いつものように磯釣りの人達が遠くまでウキを飛ばしている。

江ノ島いつもの入江に上陸。
ここは例によってゴミが溜まる場所で、色々な物が打ち上げられている。
ガラス片も多く、中には尖ったものもあるので、歩く時は気をつけなければならない。
陽のあたる場所に移動して、日向ぼっこをしながらサンマ丼を作った。
すぐそばを弁天島と江ノ島を結ぶ渡し船「べんてん丸」が沢山のお客さんを乗せて行き来している。
ちなみに、岩屋洞窟のある磯に行きたい時は、この船を利用する方が便利。
ただし、岩屋洞窟は昨年の台風21号で被害を受けて、現在は入る事ができない。

P1020019.jpg今日は森戸神社に寄るので、あまり長居せず、12時半には、この陽の当たらない入江を離脱した。
人通りの多い江ノ島大橋をくぐるのは嫌なので、往路と同じように島の南側を抜け、左手にヨットハーバーの堤防を見ながら少しだけ岸に寄った。
ゆったりやってくるウネリに背を向けると、片瀬山や遠くにある鎌倉山がウネリに隠れて見えなくなった。

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ときおり吹く風の音しか聞こえない海を進む。
デラセーラには赤いパラソルが広がり、江ノ電が音もなく山の間に消えていく。
とんでもなく気持ちがいい!!

名島 鳥居稲村ヶ崎辺りから、バウを名島に立つ鳥居の方向に向ける。
この位置からだと、赤い鳥居も白い葉山灯台も見えない。
森戸北浜にあるアサヒビールの研修センターがハッキリと見えるので、そこから大体の位置を推察して目を凝らしても見えない。
ずっと近づいてから、見当違いの方向を見ていた事がわかった。

森戸神社はたぶん混み混み。本殿へのお参りはできそうもないので、名島の鳥居に手を合わせてから真名瀬に向かった。

真名瀬海岸ほぼ満潮に近い時間帯なので、砂浜が狭い。
SUPの軍団が乾いている砂浜いっぱいにボードを広げていたので、仕方なく防潮堤の所にカヤックを置いた。
先客あり。
まずは、お守りをもらいいに行く。
去年は「航海安全」。
水難の方がカバーしてくれる災いが多いでしょ?!…というワンチャンからのアドバイスがあったので今年は「水難除守」にした。

浜に戻るとSUP軍団がいなくなっていたのでウィスパーを乾いた浜に移動し、コーヒーを入れた。
半袖でも大丈夫じゃない?!…ってくらいポカポカである。

芝崎芝崎芝崎を大回りして大浜に帰還する。
傾いた日差しが輝き、綿菓子のような雲が気持ちよさそうに青空に浮いている。

葉山公園 大浜葉山公園 クロマツ16時少し前に帰還。
駐車場の辺りは、どんどん日陰が増えているので、いつまでも陽が当たるクロマツの根元でカヤックを乾かした。

葉山公園 夕焼け葉山公園 夕暮れ去年の漕ぎ納めは一日30分しか漕がなかった…というか最近は一日1時間しか漕いでいない日が続いていた。
今日は久しぶりにしっかり漕ぐことができて、なんだか心地よい。
葉山公園で夕陽を見るのも久しぶり。
あ〜やっぱり陽が沈んだ後の空の色はイイ!!

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