絶景ハイキング 〜日向山〜

私の朝は、Macで天気予報と風予報を見ることから始まる。
仕事の合間を見つけては、あわよくば何処かに遊びに行こうと年がら年中考えている。
この時期、山は黄色や赤色に色ずき始めるので、久しぶりに秋の奥利根湖にでも行きたいな…って思っては見たものの、意外にいい日がない。
ならばと、山歩きならどこでも行く!!という皆勤賞狙いの女子1号に声をかけてみる事にした。
「10月20日、日帰りで山歩きはどうですか?」
二つ返事で「行きたい!!」と返信があり、速攻で休暇届を出したらしい。さすがである。
候補は、リベンジで日光白根山。
山頂直下は39度

ところが、台風の影響で土曜日は関東・甲信越全域で雨になり富士山は真っ白、そして日光白根山も真っ白になった。
どこか別の山を探さないと…

10月20日 火曜日、朝8:00に尾白川渓谷駐車場に到着。
今日は日向山に登る。
前日にダメ元で山岳会に参加者を募ってみたものの、打ち上げへの参加希望が1名あっただけで参加者はゼロ。
どうやら、毎日天気予報と睨めっこしているのは私だけのようだ。

日向山に登るには、この場所から50分歩いた(登った)所にある、矢立石に車を停めれば1時間半の登りで頂上に着ける。
しかし、それではあまりにも楽過ぎるので尾白川渓谷駐車場から歩く事にした。
尾白川渓谷駐車場の標高は770m、日向山は1,660mなので、標高差は890m。

IMG_4439.jpg駐車場にあった案内板。
日向山から錦滝、錦滝から駐車場に戻る道も崩落で通行止め。これは、事前に調べてわかっていた。

IMG_4440.jpg登山口は駐車場の奥にある。
ここから甲斐駒ヶ岳にも行ける。
ただし標高差2,200m、コースタイム9時間10分なので、私には無理。

IMG_4444_20201020.jpg50分の登りで、標高1,120mの矢立石に到着。
路肩にある狭い駐車スペースはほぼ満車。日向山へ登る道は "ハイキングコース" 扱いらしい。

IMG_4448_20201020.jpgIMG_4449_20201020.jpg登山道(ハイキング道?)は、素晴らしく快適。
途中、木の間から八ヶ岳が見えた。これは頂上での景色に期待が持てる。

IMG_4454_20201020.jpg紅葉のピークは、あと1〜2週間先だと思うけど、道には落ち葉が増え、青空とのコントラストが綺麗。

IMG_4458.jpg頂上に近づくにつれクマザサが増え、道も平坦になった。
そして、小さな分岐があり、そこを10mくらい行った所が、三等三角点のある日向山の山頂。
眺望はなく、標高は1659.9メートル。
ん〜〜後10センチでキリがいいのに…残念!!

そして、お待ちかねの雁ヶ原(がんがわら)へ。
少し手前から動画を撮ってみた。

わかってはいたけど、思わず声が出ちゃう。

IMG_4465.jpg八ヶ岳。

IMG_4466.jpgIMG_4468.jpg甲斐駒ヶ岳と切れ落ちてる北側。

IMG_4469.jpgIMG_4471.jpg先に行ってみる。そして振り返った景色。

IMG_4479.jpgいつかは行ってみたい鳳凰三山と、全く行きたいと思わない富士山。

IMG_4472.jpgまだまだ先に行ける。

IMG_4478.jpg先端まで行き、岩を登った所にあった石碑。

IMG_4483.jpg先端から戻ってきて、昼飯を食べる場所を探していたら、女子1号が "砂丘" の上を歩いていた。
白い大地、青い空、白い雲が美しかったので、「そこでストップ」と声をかけて写真を撮り山岳会にメールした。

他の人は、白い砂の上で昼飯を食べていたけど、我々は林の中に入ってからマタドールのブランケットを広げた。
目の前には紅葉の森が広がり、とっても居心地がいい。

のんびりと食事をしてから、もう一度山頂に戻って絶景の景色ともお別れ。
快適な登山道をひたすら下って駐車場まで戻った。
尾白の湯」でノンビリと赤湯に浸かり、腰に片手を当てながらフルーツ牛乳を一気飲みしたら、あとは打ち上げ会場の焼肉屋に向かうだけだ。

焼肉屋の前でブチョウが合流して、18時には打ち上げ開始。
そう言えば、尾瀬から帰って来た時もブチョウがきてくれた。ありがとうございます。
日向山は近い。