江ノ島の先
江ノ島の先には、どんな海があるんだろう?
いつかはカヤックで行くその海が、ずっと気になっていた。
3月21日 土曜日。
朝起きて窓を開けると、まだ雨が降り続いていた。
雨は朝のうちには上がるみたいだけど、今日は一日中曇り空で寒くなりそうだ。
江ノ島までは何度かカヤックで行っている。
⇨七里ケ浜の海は蒼かった
⇨夏の終わりの健康診断
天気はイマイチだけど、今日は気になる "江ノ島の先" を見る為、大磯まで歩いてみることにした。
湘南モノレールの江ノ島駅を降りてからまっすぐ海に向かい、江ノ島水族館の裏に出た。
来る途中で見かけたパンケーキの店「Eggs'n Things」では、まだ10時半だというのにカップルが長い行列を作っていた。
意外だったのは、波のない穏やかな海に浮かぶ沢山のサーファーではなく、茅ヶ崎まで続く湾曲した海岸線だった。
地図で見るかぎり、こんなに湾曲している様には見えないのでビックリした。
辻堂まで歩き進んだ。
江ノ島と茅ヶ崎の間くらいだろうか。
彼方に烏帽子岩(えぼしいわ)の特徴的なシルエットが浮かんでいる。
烏帽子岩は江ノ島から5キロくらいしか離れていないはずなのに、なんだかすごく遠くに見える。
ちなみに、烏帽子岩とは茅ヶ崎の沖合1,500メートルにある姥島(うばしま)という岩礁帯にあるもっとも大きな岩の名前であり、サザンオールスターズの歌「チャコの海岸物語」の中にも登場する。
〜〜〜チャコの海岸物語〜〜〜
抱きしめたい
海岸で若い二人が恋をする物語
目を閉じて胸を開いて
ハダカで踊るジルバ
恋は南の島へ翔んだ
まばゆいばかりサンゴショー
心から好きだよ
チャコ抱きしめたい
だけどもお前はつれなくて
恥ずかしがり屋の二人は
交す言葉もなくて
砂浜を指でなぞれば
口づけを待つしぐさ
俺とお前だけしかいない
星はなんでも知っている
心から好きだよ
ミーコ抱きしめたい
甘くてすっぱい女だから
「愛してるよ」
おまえだけを
エボシ岩が遠くに見える
涙あふれてかすんでる
心から好きだよ
ピーナッツ抱きしめたい
浜辺の天使を見つけたのさ
浜辺の天使を見つけたのさ
〜〜〜〜〜〜
この歌詞はジョーク盛りだくさんなので、チャコとミーコとピーナッツの3人とつき合っているのかあ〜…などと、真剣に考えてはいけない。
茅ヶ崎ヘッドランドに着いた。
このT字型の人口岬は海岸の浸食を防ぐ目的で建設された。
今日の海況では、ヘッドランドの東側はサーフになっていたけど、西側の浜は波がなくまるで湖の様に穏やかな海岸線が続いている。
茅ヶ崎ヘッドランドから先は海岸線の浸食が酷かった。
砂が無くなった海岸は砂利の浜が続いている。
ことの起こりは、昭和62年に完成した茅ヶ崎漁港の海に突き出た防波堤にある。
これにより、相模川から運ばれた砂の流れが遮られ、どんどん海岸の砂が流出している。
⇨砂浜を後世へ残せ 〜ストップ!海岸浸食〜
※サイト運営者の連絡先がわからなかったので、勝手にリンク貼りました。
⇨茅ヶ崎海岸の紹介
以前、千葉の屏風ヶ浦や九十九里浜やの浸食について、ブログを書いたことがある。
⇨失われた海岸線
葉山の長者ケ先から久留和の間の海岸が浸食されている事は知っていたけど、まさか湘南の海岸がこんな状態になっているとは知らなかった。
酷過ぎる!
県では、海岸保全の事業を立ち上げ、いろいろな対策を実施する為に莫大な予算を投じている。
しかし、こんなその場しのぎの対策で、神奈川県の宝とも言える貴重な海岸を守れると本気で思っているんだろうか?
最も有効な対策は、人間のエゴと無知で作った人工物を取り除く事しかない。
柳島海岸までやって来た。
ここでは "コンクリートで固められた海岸を守るための護岸" が、海に突き出た形で建設されていた。
悲しい光景で溜息が出る。
落ちていたゴミを拾って先に進む。
相模川河口。
この橋を渡り、平塚を抜ければ大磯だ。
ウッドデッキで整備された袖ケ浦の湘南海岸公園を抜け、再び海沿いを歩いていく。
一瞬差し込んだ太陽の輝きはすぐに雲に遮られ、天使の梯子が降ろされた。
この美しい海岸線を見れるのも、自分達の世代が最後になるかもしれない。
子供達に何を残せるか…大人はそれを真剣に考えなければいけない。
いつかはカヤックで行くその海が、ずっと気になっていた。
3月21日 土曜日。
朝起きて窓を開けると、まだ雨が降り続いていた。
雨は朝のうちには上がるみたいだけど、今日は一日中曇り空で寒くなりそうだ。
江ノ島までは何度かカヤックで行っている。
⇨七里ケ浜の海は蒼かった
⇨夏の終わりの健康診断
天気はイマイチだけど、今日は気になる "江ノ島の先" を見る為、大磯まで歩いてみることにした。
湘南モノレールの江ノ島駅を降りてからまっすぐ海に向かい、江ノ島水族館の裏に出た。
来る途中で見かけたパンケーキの店「Eggs'n Things」では、まだ10時半だというのにカップルが長い行列を作っていた。
意外だったのは、波のない穏やかな海に浮かぶ沢山のサーファーではなく、茅ヶ崎まで続く湾曲した海岸線だった。
地図で見るかぎり、こんなに湾曲している様には見えないのでビックリした。
辻堂まで歩き進んだ。
江ノ島と茅ヶ崎の間くらいだろうか。
彼方に烏帽子岩(えぼしいわ)の特徴的なシルエットが浮かんでいる。
烏帽子岩は江ノ島から5キロくらいしか離れていないはずなのに、なんだかすごく遠くに見える。
ちなみに、烏帽子岩とは茅ヶ崎の沖合1,500メートルにある姥島(うばしま)という岩礁帯にあるもっとも大きな岩の名前であり、サザンオールスターズの歌「チャコの海岸物語」の中にも登場する。
抱きしめたい
海岸で若い二人が恋をする物語
目を閉じて胸を開いて
ハダカで踊るジルバ
恋は南の島へ翔んだ
まばゆいばかりサンゴショー
心から好きだよ
チャコ抱きしめたい
だけどもお前はつれなくて
恥ずかしがり屋の二人は
交す言葉もなくて
砂浜を指でなぞれば
口づけを待つしぐさ
俺とお前だけしかいない
星はなんでも知っている
心から好きだよ
ミーコ抱きしめたい
甘くてすっぱい女だから
「愛してるよ」
おまえだけを
エボシ岩が遠くに見える
涙あふれてかすんでる
心から好きだよ
ピーナッツ抱きしめたい
浜辺の天使を見つけたのさ
浜辺の天使を見つけたのさ
〜〜〜〜〜〜
この歌詞はジョーク盛りだくさんなので、チャコとミーコとピーナッツの3人とつき合っているのかあ〜…などと、真剣に考えてはいけない。
茅ヶ崎ヘッドランドに着いた。
このT字型の人口岬は海岸の浸食を防ぐ目的で建設された。
今日の海況では、ヘッドランドの東側はサーフになっていたけど、西側の浜は波がなくまるで湖の様に穏やかな海岸線が続いている。
茅ヶ崎ヘッドランドから先は海岸線の浸食が酷かった。
砂が無くなった海岸は砂利の浜が続いている。
ことの起こりは、昭和62年に完成した茅ヶ崎漁港の海に突き出た防波堤にある。
これにより、相模川から運ばれた砂の流れが遮られ、どんどん海岸の砂が流出している。
⇨砂浜を後世へ残せ 〜ストップ!海岸浸食〜
※サイト運営者の連絡先がわからなかったので、勝手にリンク貼りました。
⇨茅ヶ崎海岸の紹介
以前、千葉の屏風ヶ浦や九十九里浜やの浸食について、ブログを書いたことがある。
⇨失われた海岸線
葉山の長者ケ先から久留和の間の海岸が浸食されている事は知っていたけど、まさか湘南の海岸がこんな状態になっているとは知らなかった。
酷過ぎる!
県では、海岸保全の事業を立ち上げ、いろいろな対策を実施する為に莫大な予算を投じている。
しかし、こんなその場しのぎの対策で、神奈川県の宝とも言える貴重な海岸を守れると本気で思っているんだろうか?
最も有効な対策は、人間のエゴと無知で作った人工物を取り除く事しかない。
柳島海岸までやって来た。
ここでは "コンクリートで固められた海岸を守るための護岸" が、海に突き出た形で建設されていた。
悲しい光景で溜息が出る。
落ちていたゴミを拾って先に進む。
相模川河口。
この橋を渡り、平塚を抜ければ大磯だ。
ウッドデッキで整備された袖ケ浦の湘南海岸公園を抜け、再び海沿いを歩いていく。
一瞬差し込んだ太陽の輝きはすぐに雲に遮られ、天使の梯子が降ろされた。
この美しい海岸線を見れるのも、自分達の世代が最後になるかもしれない。
子供達に何を残せるか…大人はそれを真剣に考えなければいけない。