ブルーウィーク 〜三戸浜から城ヶ島〜
世の中は連休中のようで、長い人だと4/29〜5/8まで10日間も休む。
私はというと、溜まっていた仕事を片付ける為に、ほぼ毎日出勤。
これではゴールデンウィークではなくブルーウィークである。
そして5月2日、いちおう今日は "平日"。出勤している人もいそうだけど、天気も海況もいいので、私は休んで三浦の海に行くことにした。
三戸浜では、草地に大きなテントが二つ建っていて、なぜか撤収を始めている。
なんで平日の朝に撤収?
カヤッカーは他に一人だけ。連休なのに?平日だから?
浜には春の風物詩であるハマダイコンの花が咲いている。
昨日までは風が吹いていたし、春濁りもありそうだから透明度は期待していなかったけど、意外にもなかなかいい。
これって珍しいのかな?…と思って過去のログを調べてみたら、2011年も綺麗で、今回とまったく同じ所で写真を撮っていた。
⇨三浦フルコース 〜三戸浜から城ヶ島〜
下の写真の海底に写っているのはウニ。
ちなみに、この崖の上には三浦義意(みうらよしおき)の墓がある。
ちょうど500年前に三浦を治めていた三浦一族の最後の当主である三浦義意は、メチャクチャ強かった人で沢山の逸話が残っている。
夏場の荒井浜は、いろんな意味で敬遠したいので、遠巻きに見ながら諸磯に向かう。
そして、いつもの浜に着くと、小さなテントが一張り立っていた。主人はまだ寝ているようだ。
お花畑の中に座ってコーヒーを飲むのは、とっても気持ちがいい。
平日にもかかわらず贅沢な時間を過ごしてしまい、仕事をしている人には申し訳ないけど、こちらはつかの間の休日なので許してほしい。
小1時間ほどノンビリしてから城ヶ島に向かうと、三崎では壊れた堤防の修理をしていた。
海のパワーはものすごく、頑丈に見える堤防でも簡単に壊してしまう。
まして、浜岡原発の薄っぺらい壁など、津波に襲われたらひとたまりもないだろう。
⇨http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9c4bdab0bad4f4a81fe12309baa65159
城ヶ島のすましと海岸に上陸してランチタイム。
この場所も人が少なく、思いの外のんびりできる。平日ならココでのキャンプも快適かもしれない。
本当は5日から沖縄に出張の予定だった。しかし、仕事の関係で7月に延期。
もし予定通りに行っていれば、6〜8日は恩納村から本部辺りでカヤックを浮かべていた。
沖縄の海はどんなだったかなぁ〜と風予報を見ると…あまり海況が良くない予報が出ている。
しめしめ、延期になって正解だ!
この心理状況は、カヤッカーなら誰もが経験する事である。
ここでも1時間ほど休憩して、三戸浜へ帰還することにした。
なんとなく、少し早めに風が上がる様な大気の気配を感じる。
三戸浜に近いホモビーに上陸して最後のコーヒーを飲もうと思っていたものの、半裸の男2人が日光浴していたので、隣の浜に上陸した。
時間はまだ13時。
しかし「のんびりしないで帰った方がいいよ」という天の声を聞いたので、珍しくカヤックの写真だけ撮って退散した。
三戸浜に着く直前で風が出てきた。
そして、カヤックを乾かし撤収が終わると陽が陰ってきた。”天の声”はこの事だったんだろうか?
さて、早いもので今年も5月。伊豆でキャンプできるのは今月まで。
でも、いつも疑問に思う事がある。
海水浴場や主要な海岸でキャンプ禁止になるのはわかるんだけど、無人の浜でのキャンプもいけないんだろうか?
⇨キャンプ禁止区域のご案内(PDF)