何度目だ檜枝岐

かれこれ7〜8回くらい来ている檜枝岐歌舞伎。
歌舞伎じゃない時も入れると、もっと来ている。
ここ数年は、コロナの影響もあり檜枝岐村自体が冬眠してたり歌舞伎自体が一般開放されていなかったりだった。
ちなみに、最近では2021年の秋に来ているけど、歌舞伎鑑賞はなし。
お風呂の前にビールですか

5月12日 金曜日は、檜枝岐村の愛宕神祭礼の日。
4年ぶりに檜枝岐歌舞伎を観に行くことにした。
2018年は、自宅を3時に出発して燧ヶ岳に登ったものの、下山途中で道に迷ったこともあり、宿に着くのが遅れて慌ただしい夕食になってしまった。
5月12日の試練
その反省を踏まえ、今回の山歩きは散歩程度にしておく。

IMG_1621.jpeg燧ヶ岳への分岐の辺りで咲いていた水芭蕉の赤ちゃん達。

IMG_1626.jpeg前回は軽アイゼンで来たけど、今回は12本爪アイゼンにした。
雪の量は2018年と同じくらい少ない。

迷いそうな場所をチェックしながら登ったにも関わらず、またしても下山で道がわからなくなった。
2018年の道迷いの時は周りに誰もいなかったけど、今日は他にも同じ辺りでキョロキョロしている人がいる。
スキーで下りてきた来た人に聞いてみた。
「下山ルートってどっちですかねぇ?」
スマートウォッチのようなものをチェックした後
「こっちですね」
と言って先に下りて行った。
それを聞いていた他の登山者が後を追って、同じ所を下りて行った。
さて自分も…と思って、少し下りてはみたものの、どうも違うような気がする。
さっきまで居た場所に戻ると、もう1人キョロキョロしながら下りてくる人がいた。
「どっちですかねぇ?」
さっきのスキーヤーと同じようにスマートウォッチのようなものをチェックした後
「ん〜正規ルートはここより数十メートル向こう側のようですね」
一緒に探す。
「ありましたぁ」と声がした。
「はい、了解で〜す」と返事をしてその方向に向かうと、目印のリボンを見つけることができた。
雪が残る燧ヶ岳の下山はなかなか手強い。

IMG_1631.jpeg道迷いはあったものの、余裕を持って行動していたので、予定通り今宵の宿に到着。
この後の時間割はこんな感じ。
村営の温泉にのんびり浸かった後、16時半から夕飯。
夕食はゆっくり食べたい(飲みたい)ので、少し早めに準備してもらう。
歌舞伎の舞台がある鎮守さままではちょっと離れているので、17時半に宿を出発。
途中でお酒とつまみを買い、18時前に会場へ到着…って感じで動く。

写真には写っていないけど、香茸の炊き込みご飯と裁ちそばも出た。
香茸の炊き込みご飯は絶品‼︎

IMG_1636.jpeg今回の演目は「絵本太功記 本能寺の段」。
この演目は初めて観たけど、楽しめた。
ちなみに、お酒を買いたかった平野商店はなぜかお休み。

IMG_1638.jpeg翌日の朝、6時に開く温泉に一番乗りした帰り道。
檜枝岐村立檜枝岐中学校の校訓は、
「真:真実を探求すること 善:まっすぐなこと 美:心清らかで礼儀を重んじること」
である。
どこぞの島国の政権を担う与党の皆さんは、この中学校で一からやり直した方がいいのではないだろうか?

IMG_1640.jpeg檜枝岐の村を歩いていると、いつでも水の音が聞こえる。

宿に戻り朝飯を食べている時、隣のテーブルで食べていた男性と話をした。
その人の今の楽しみは「ぶらぶら旅」。
会社を引退する前から奥さんに「引退したらぶらぶらと旅に出るから」と言い続け、そして今それを実行している。
「檜枝岐は、なんとなく来てみたんですが、ちょうど歌舞伎の日だったので、思いがけず楽しめました。」
ということらしい。
「今日はどうするんですか?」
「魚沼の方に抜けて帰ろうと思います。」
「あっ、その道まだ通行止めですよ。」

IMG_1642.jpeg帰り道。
ぶらぶら旅の男性から「塩原温泉から矢板に抜ける道は、つつじが綺麗ですよ。」と教えてもらった。
時間はたっぷりあるので、遠回りしてみた。
街の歩道で見るピンクのつつじは、特になんとも思わないけど、山の中で咲く背の高いつつじは美しいと思う。

IMG_1643.jpeg東北道のサービスエリアで最後の休憩。
あまり期待しないで食べた佐野ラーメンは美味かった!