小さいので来ました 2024〜御宿から安房鴨川〜

山岳会チャリ部の会員1名(女子1号)から「そろそろサイクリングに行きたいなぁ」と連絡があった。
"なぁ" の裏には「早いとこ計画しなさい」という本音が隠れていることを私は知っている。
2月に入っても新年会に忙しいシュニンや、なぜか遠征におよび腰なバーディ君にはあまり期待できない。

2月18日 日曜日、1台分だけ空きがあった御宿駅前のコインパーキングに車を滑り込ませた。
その直後に数台の車がやってきたので、もう少し到着が遅かったらダメだった。
朝からラッキー。
今日は、ここから昨年のゴール地点だった安房鴨川駅まで行き、電車で戻ってくる。
小さいので来ました

P2180001.jpeg

自転車NAVITIMEを「坂道が少ないルート」に設定して、サイクリング開始…と走り始めたら、なんか忘れ物をしているような気がする。
はい「輪行バッグ」を忘れました。
振り出しに戻って、やり直し。
今日の天気は終日曇り予報だったのに、御宿海岸に出ると青空が広がっている。
寒くなく暑くもなく、サイクリングには絶好の陽気。

P2180003.jpeg先ほどの場所から6分しか走っていないのに、景色がガラッと変わった。
千葉外房の海岸線は、小さな自転車でも走りやすい。
ちなみに、同じ海岸線の道でも、神奈川県の134号線は走りづらい。

勝浦は、夏は涼しく冬は暖かいということで、別荘を持っている人や移住してくる人が多いらしい。
勝浦を知る(外部サイト)
路地裏の家の前で、地元のおばさんが数人立ち話をしていたので話かけてみた。
「こんにちは。この辺りって、夏は涼しくて冬は暖かいんですか?」
「そおよ〜いいとこだから越してらっしゃいよ。どこから来たの?」
「横浜からです」
「あら、遠いわよねぇ自転車で走って来た?」
「いえいえ、車で来ました(^^;」
「そおよねぇ」

勝浦駅近くを走っていたら、なにやら道端に露店や出店が沢山並んでいる路地に出くわした。
勝浦朝市らしい。
勝浦朝市(外部サイト)
ふむ…千葉勝浦は、いい街かもしれない。

P2180008.jpeg千葉県の海はどこも綺麗。
そして、どこもサーファーだらけ。

P2180013.jpeg国道をササ〜っと走っていくのはつまらないので、できるだけ海岸線に沿った道へ寄り道する。
眼下に見えるのは、大沢漁港。
この脇道を選択したオートバイの人も止まって写真を撮っている。
「オートバイと一緒の写真を撮りましょうか?」と声をかけてみたけど、どうやら恥ずかしがり屋の人らしい。

P2180015.jpegいい道が続く。
正面に小さく見えるのは、雀島。
そして、この辺りは「おせんころがし」と言うらしい。
変な名前だなぁ…と思って調べてみたら、悲しい言い伝えがあるようだ。
お仙ころがし(外部サイト)

P2180019.jpeg途中にあった「とんねるすいぞくかん」という歩行者用トンネル。
壁には気合いの入った絵が描いてあるけど、このトンネルを利用する人はほとんどいないかもしれない。

P2180020.jpeg「明神の鯛」の石碑の脇で、海を眺めるカップル。

その後、鴨川坦々麺を食べて、安房鴨川駅にゴール。
ちなみに、鴨川食堂の鴨川坦々麺は、私的にはイマイチだった。
なぜ鴨川で坦々麺が有名なのかはわからないけど、他の店の "鴨川坦々麺" はどうなんだろ?

IMG_4943.JPGIMG_4944.JPG電車で御宿まで戻り、部屋飲み用の地酒とワインを仕入れて今宵の民宿へ。
温泉は黒いお湯で、稲村ヶ崎温泉の感じに似ている。
夕飯は部屋食。
宿のお酒をあれこれ頼んでいたら、買ってきた地酒まで飲み干せなかった。
メインは地魚の舟盛りだったけど、全ての料理が一度に並べられるスタイル。
食事については、何度も通った南房総富浦の民宿の勝ちかな。