ピキーンとジンジンの山歩き 八ヶ岳2日目〜根石岳〜

八ヶ岳2日目の朝、早起き組二人(ジンジンと私)につられて、普段は遅起きのピキーンも起きてきた。
朝食は6時なので、小屋の外でコーヒーを飲むことにする。
外はまだ真っ暗。
寒いので持ってきた上着を全部着込んだ。

IMG_6506.jpgオーレン小屋の朝飯。

IMG_6509.jpg今日は根石岳まで行って折り返し、夏沢峠を経由してオーレン小屋まで戻るコースタイム2時間のルート。
根石岳までの登りは300メートルほどなので、早朝の裏山散歩って感じである。
が…にも関わらず、女性陣は歩いても歩いてもローギアのままでペースが上がらない。
セカンドギアにはいつ上がるんだろうか?
ちなみに、蓑冠山(みかぶりやま)までの道はフカフカで、歩き心地が最高。

PA030012.jpg蓑冠山から30メートル下った。
根石岳山荘は、正面の看板の左側に建っている。
根石岳の左奥に顔を出しているのが西天狗岳、東天狗岳は根石岳の陰でまだ見えない。

IMG_6516.jpegIMG_6517.jpeg西側(写真上)と東側(写真下)両方に雲海が広がっている。
西側の左奥に見える山は、2014年の噴火で沢山の犠牲者を出した御嶽山。
東側の先には、日航機が墜落した御巣鷹山は見えているんだろうか?
本沢温泉は雲の中。

IMG_6521.jpeg根石岳を登ってくる二人。
後ろに見えるのが昨日登った硫黄岳、その後ろが赤岳、中岳、阿弥陀岳。
天気予報は曇りだったけど、雲が高く見晴らしがいい。
山頂には、オーレン小屋で一緒だった京都から来たご夫婦がいた。
二人であちこちの山を歩いているらしく、奥さんが遠くに見える山々の名前を教えてくれた。

IMG_6522.jpg左が西天狗岳、右が東天狗岳。
標高は西天狗岳の方が少し高いだけだけど、根石岳から見ると西天狗岳の方が存在感がある。
東天狗岳山頂からの景色はコチラ。
大人のワンウェイ 北八ヶ岳2日目〜黒百合平から稲子湯〜

IMG_6531.jpg女性陣が根石岳山荘を覗きに行った。
館内もトイレもきれいとのこと。
ロケーションがいいので、次回はここに泊まってみるのもいいかもしれない。

IMG_6533_20241003.jpg全く眺望のない蓑冠山を通り過ぎ、夏沢峠に向かう。
この道も歩きやすく、とっても雰囲気がいい。

夏沢峠からオーレン小屋までのコースタイムは15分。
ただし、その時間で歩くのは絶対に無理だと思う。

オーレン小屋に帰還。
今日はそのまま下山する可能性もあったけど、根石岳まで行けて本当によかった。
ピキーンは夏沢峠でのストレッチだけで歩き通せたし、ジンジンもジンジンにならなかった。
重いリュックに荷物をパッキングし直して、桜平への下山を開始する。
下山ルートは、ピキーンが苦手なダラダラ坂道が続くので、全員がドキドキしている。

ところがピキーンは、ダラダラ坂道を歩く秘策を持っていた。
道幅いっぱいを使い、つづらを折りで歩くとピキーンにならない…らしい。
最も苦手だった舗装のダラダラ坂道を、ニコニコしながら普通の人の3倍の距離を歩いて下ってくる。
すごい!! これならどこの山でも行けそうだ!!
しかし、ジンジンにトラブル発生。
靴紐を緩めているはずなのにジンジンが発生したらしい。
適当な椅子(ただの岩)を見つけて座り「なんでかなぁ」と言っている。
昨日に引き続き執事(私)が靴の状態を確認し、脱がせた靴から中敷を抜き取った。
これで靴先に少し余裕ができるはずだ。
どうやら靴全体の紐を緩めてしまったことで、足全体がつま先側に動いてしまった…と思われる。
そして、昨日に引き続き王子様(私)が、シンデレラに靴を履かせ靴紐を結んであげた。
ジンジンが解消。
シンデレラは「これ保険が効くかしら?」と治療代を気にしている…夢物語が台無しである。

そんなこんなでニコニコピキーンと、シンデレラジンジンが無事下山完了。
お疲れ様でした!!
あとは、日帰り温泉に入り、美味しいランチを食べて帰るだけ。(私は女性陣を送り届けた後で打ち上げビール)

ところが、目指した日帰り温泉は臨時休業。
すぐさま代わりの日帰り温泉を見つけてチャプ〜ン。
美味しいランチの会場は事前に決めていた「cafe & restaurant attaca」。

ところが、注文後待てど暮らせど料理が出てこない。
ここでの遅れは、そのまま打ち上げビールの時間が遅くなるとイコール。
若干3名が少しイラっとし始めた時、その料理がテーブルに並べられた。

IMG_6537.jpg見栄えは…OK。
味も…OK。
イラっはどこかに行ってしまった。

皆さんお疲れ様でした。
いい山だったし、楽しい山歩きでした。
来年もよろしくお願いします。