ピキーンとジンジンの山歩き 八ヶ岳2日目〜根石岳〜
八ヶ岳2日目の朝、早起き組二人(ジンジンと私)につられて、普段は遅起きのピキーンも起きてきた。
朝食は6時なので、小屋の外でコーヒーを飲むことにする。
外はまだ真っ暗。
寒いので持ってきた上着を全部着込んだ。
オーレン小屋の朝飯。
今日は根石岳まで行って折り返し、夏沢峠を経由してオーレン小屋まで戻るコースタイム2時間のルート。
根石岳までの登りは300メートルほどなので、早朝の裏山散歩って感じである。
が…にも関わらず、女性陣は歩いても歩いてもローギアのままでペースが上がらない。
セカンドギアにはいつ上がるんだろうか?
ちなみに、蓑冠山(みかぶりやま)までの道はフカフカで、歩き心地が最高。
蓑冠山から30メートル下った。
根石岳山荘は、正面の看板の左側に建っている。
根石岳の左奥に顔を出しているのが西天狗岳、東天狗岳は根石岳の陰でまだ見えない。![]()
西側(写真上)と東側(写真下)両方に雲海が広がっている。
西側の左奥に見える山は、2014年の噴火で沢山の犠牲者を出した御嶽山。
東側の先には、日航機が墜落した御巣鷹山は見えているんだろうか?
本沢温泉は雲の中。
根石岳を登ってくる二人。
後ろに見えるのが昨日登った硫黄岳、その後ろが赤岳、中岳、阿弥陀岳。
天気予報は曇りだったけど、雲が高く見晴らしがいい。
山頂には、オーレン小屋で一緒だった京都から来たご夫婦がいた。
二人であちこちの山を歩いているらしく、奥さんが遠くに見える山々の名前を教えてくれた。
左が西天狗岳、右が東天狗岳。
根石岳から見ると西天狗岳の方が存在感があり、標高も西天狗岳の方が少しだけ高い。
東天狗岳山頂からの景色はコチラ。
⇨大人のワンウェイ 北八ヶ岳2日目〜黒百合平から稲子湯〜
女性陣が根石岳山荘を覗きに行った。
館内もトイレもきれいとのこと。
ロケーションがいいので、次回はここに泊まってみるのもいいかもしれない。
全く眺望のない蓑冠山を通り過ぎ、夏沢峠に向かう。
この道も歩きやすく、とっても雰囲気がいい。
夏沢峠からオーレン小屋までのコースタイムは15分。
ただし、その時間で歩くのは絶対に無理だと思う。
オーレン小屋に帰還。
今日はそのまま下山する可能性もあったけど、根石岳まで行けて本当によかった。
ピキーンは夏沢峠でのストレッチだけで歩き通せたし、ジンジンもジンジンにならなかった。
重いリュックに荷物をパッキングし直して、桜平への下山を開始する。
下山ルートは、ピキーンが苦手なダラダラ坂道が続くので、全員がドキドキしている。
ところが!! ピキーンは、ダラダラ坂道を歩く秘策を持っていた。
道幅いっぱいを使い、つづらを折りで歩くとピキーンにならない…らしい。
最も苦手だった舗装のダラダラ坂道を、ニコニコしながら普通の人の3倍の距離を歩いて下ってくる。
すごい!! これならどこの山でも行けそうだ!!
しかし、ジンジンにトラブル発生。
靴紐を緩めているはずなのにジンジンが発生したらしい。
適当な椅子(ただの岩)を見つけて座り「なんでかなぁ」と言っている。
昨日に引き続き執事(私)が靴の状態を確認し、脱がせた靴から中敷を抜き取った。
これで靴先に少し余裕ができるはずだ。
どうやら靴全体の紐を緩めてしまったことで、足全体がつま先側に動いてしまった…と思われる。
そして、昨日に引き続き王子様(私)が、シンデレラに靴を履かせ靴紐を結んであげた。
ジンジンが解消。
シンデレラは「これ保険が効くかしら?」と治療代を気にしている…夢物語が台無しである。
そんなこんなでニコニコピキーンと、シンデレラジンジンが無事下山完了。
お疲れ様でした!!
あとは、日帰り温泉に入り、美味しいランチを食べて帰るだけ。(私は女性陣を送り届けた後で打ち上げビール)
ところが、目指した日帰り温泉は臨時休業。
すぐさま代わりの日帰り温泉を見つけてチャプ〜ン。
美味しいランチの会場は事前に決めていた「cafe & restaurant attaca」。
ところが、注文後待てど暮らせど料理が出てこない。
ここでの遅れは、そのまま打ち上げビールの時間が遅くなるとイコール。
若干3名が少しイラっとし始めた時、その料理がテーブルに並べられた。
見栄えは…OK。
味も…OK。
イラっはどこかに行ってしまった。
皆さんお疲れ様でした。
いい山だったし、楽しい山歩きでした。
来年もよろしくお願いします。


