冬の入り口 〜諸磯から荒崎〜

11月1日からカヤック気分を持ち越している。
伊豆大島にいる間も海況予報をチェックし続けていると、何やら11月12日が良さそうだ。
11月11日、カヤック仲間のハマちゃんからメールが届いた。
「明日あさって、伊豆に行こうと思っています。」
どうやら海況をチェックし続けていたのは私だけではなさそうだ。
「明後日が微妙なので、ビビりーの私は三浦日帰りでお茶を濁そうと思っています。」
と返信した。
ちなみに、13日の風はハマちゃんもチェックしていて、東風を警戒して西伊豆に行くらしい。

そう言えば…、何年もカヤックから離れているワンチャンも毎日海況をチェックしている…って言ってた。
今でも海に出ているキッカーも当然チェックしているだろう。
最近、とんと音沙汰がないイイダーやタケさんは、今は何をチェックしているんだろうか…。

11月12日 火曜日、ハマちゃんは土肥に向かっているらしい。
お茶を濁す私は、朝6時に諸磯到着。
例によって海況の心配など1ミリもすることなくすぐさま駐車料金を払い、コーヒーを持って"うら"の海岸に行った。

IMG_7022.jpg大丈夫!!
できれば、朝焼けの海に漕ぎ出したかったけど、家を出るのが遅すぎた。
もう間に合わない。

IMG_7023.jpg半年ぶりにカヤックを組み立て、爆引きしている海岸に運んだ。
今日は、荒崎まで行って引き返し、ここでお弁当を食べてから出勤する。
1年前の今頃もここからカヤックを出し、美しい海に浮かぶことができた。
今日もその時と同じような海が見れるだろうか。
進めない海 〜諸磯から黒崎の鼻〜

IMG_7027.jpgIMG_7029.jpg出艇場所の入江を出た後、久しぶりに屋志倉の磯に来てみた。
この素晴らしい岬に建つ別荘の先端には、ウミサギが凛として立っていた。

IMG_7038.jpg荒崎に近づくにつれ、先ほどまでの青空はどこかに行ってしまい、上空には雲が広がった。
静寂な海にパドルを差し込み、荒崎の浜に上陸。

IMG_7040.jpg正面には、先日行った伊豆大島が横たわっている。
たった5日前のことなのに、なんだかずいぶん昔のことのように感じる。

IMG_7042.jpgカヤックからストーブを出してお湯を沸かし、熱いコーヒーで休憩。
お茶菓子は、よもぎ大福。

IMG_7050_20241112.jpg1時間ほどのんびりしてから荒崎の浜を離脱。
上空は相変わらずこんな感じで、なにやら早朝の海に漕ぎ出すような雰囲気である。
地平線と雲の隙間から光が差し込み、海がなんとも言えない優しい色に輝いている。
こういう瞬間があるので、カヤックは楽しい。

IMG_7052_20241112.jpgエビカの島のウミウ達。
これからは彼らの季節。

IMG_7053.jpg小網代の入り口にあるバームクーヘン。

IMG_7059_20241112.jpgもう少しで出艇地。
こんな天気なので、たぶんカヤックは乾かない。

IMG_7043.jpg諸磯まで戻ると、灯台の入江の中にゴミが浮いているのが見えた。
見過ごすことはできないので、回収することにした。
沢山のコンビニ袋やビニール袋、そして土が入っていた大きな袋まで拾い集めてカヤックのデッキに置く。
なかなかの大漁だけど、昔はもっと大漁の時があった。
三浦トライアングル 〜三戸浜周辺〜

IMG_7045_20241112.jpg出艇地に帰還し昼飯にする。
ふと足元を見ると、ガラスの破片が沢山散らばっている。
2020年の春にも、1時間ほどかけて散らばっていたガラス片を拾い集めたことがあった。
見過ごすことはできないので、ゴミに引き続き回収することにした。
なぜガラス瓶を割るのか理解できない。
仮に不注意で割れてしまったとしても、責任を持って割れたガラスは回収しなければいけない。
マナー以前の問題で、ガッカリを通り越して情けない。

最後はお掃除おじさんになってしまったけど、久しぶりのカヤックは楽しかった。
今日は冬の入り口。
だんだん寒くなるので、今度はポカポカな日にのんびりキャンプしながら浮かびたい。

P.S.
夕方、伊豆にいるハマちゃんにメールしてみた。
「まったりしてますかぁ?」
「至福の時間〜 と言いたいとこなんですが、1ミリも漕がずに現在帰りの電車に乗ってます😭」
何があったの〜〜😅
詳細は次回ご報告。