年金世代の確定申告

今年の確定申告の受付期間は、2月17日から3月17日まで。
私はいつも、期間ギリギリに税務署に出向き申告している。
私は年金を貰っているので、今年も税金を追加徴収された。

年金を貰うようになってから思うことが、いくつかある。
1. なぜ給与収入がある場合に年金が減らされるの?
2. なぜ年金にも所得税がかかるの?
3. なぜ保険料納付額には、給料から差し引かれた年金額しか表示されていないの?
3. については、先日のブログで詳しく書いた。
年金のトリック -保険料納付額の嘘-

1. については、年金をもらい始めるまで知らなかった。
まぁ知らなかったのは、自分が勉強不足なだけなんだろうけど、誰もが関わることなので、義務教育中に学校で教えるべきだと思う。
働きながら年金を受給する方へ
この説明を読めばわかるように、給与と年金の収入合計額が年間600万円 (月平均50万円) を超えると、年金が減らされる。
この国に暮らしている人は、山ほど退職金を貰い悠々自適に生活している人だけではない。
生活の為に仕方なく働いている人もいれば、仕事に生きがいを持ち働き続ける人もいる。
同じように年金保険料を払ってきたのに、悠々自適生活の人は年金を満額貰え、働いてる人は年金を減らされる…というのはどう考えてもおかしい。
上の日本年金機構のページでは「厚生年金保険への加入を続けることで年金が増えます。」とか、"損ばかりではなく得もありまっせ" 的なことが書いてあるけど、これはどうなんでしょ?!
もし本当に年金生活者のことを考えるなら、65歳を超える人にも給料の額に関係なく年金は満額支給し、給与からは年金保険料を徴収しない…が正しいと思う。

2. についてもおかしい。
そもそも給与から引かれる年金保険料は、支給される給与 (標準報酬月額) により、徴収される保険料が決まる。
厚生年金保険料額表(2024年度版)
支給された給与からは、既に所得税を払っているので、年金からも所得税を徴収するのはおかしい。
年金保険料は将来貰える年金の積立ではないけど、銀行に預けたお金を引き出す時に所得税を引かれるようなものだ。
なにより、ただでさえ少ない年金から税金や介護保険料をむしり取るという考えがおかしいと思う。

この国の税金制度や年金制度は、頑張っている国民に優しくない。