亀さんの日 八ヶ岳1日目〜稲子湯から根石岳山荘〜

今回は、まぁまぁ近場の八ヶ岳に行き、帰りは清里にある友人の山荘に寄る。
同行者は、山岳会女子1号。
パーヤマ選手は膝の故障の為、今回は不参加である。
初日は、稲子湯登山口をスタートし根石岳山荘に一泊、翌日は根石岳、東西天狗岳を登ってから中山経由で稲子湯に下山する。
初日高山病説のある私だけど、根石岳山荘の標高は2,550メートル…大丈夫だろうか。

みどり池入口には、8時半に到着。
駐車場は残り1台の空きがあり滑り込みセーフ。
たぶん今停まっているのは、昨日山に入った人達の車だと思う。
準備をしていると、今日の夕飯の食材が妙に少ないことに気がついた。
わたくし…、自宅の冷凍庫に入れていた鍋用の豚肉を忘れてきました(^^;
今から買い出しに戻ることはできない。
ちなみに、食材を忘れたのはこれで2回目。
長旅ですね 尾瀬1日目〜御池から尾瀬沼〜
この時は、移動中に気がついたので、途中のサービスエリアで豚肉を調達できたけど、今回は万事休す。
ふむ…3度目はあるのだろうか?

気を取り直して出発。
今日のルートは、みどり池-本沢温泉-夏沢峠を経由し根石岳山荘まで。
ちなみに、予定していた下山後の山荘打ち上げは、パーヤマ氏出張の為ボツ。

IMG_9399.jpegこまどり沢で休憩。
標高は2,000メートル以下なのに、何やら疲れ気味。

IMG_9405.jpegIMG_9403.jpeg標高2,097メートルのしらびそ小屋に到着。
みどり池の先にある天狗岳は雲の中。

IMG_9406.jpeg本沢温泉への分岐。
明日は、中山峠からここへ下りて来る。

IMG_9407.jpeg苔の森を縫うように木道が続いている。
モヤッとしていた気分が一瞬良くなる。

IMG_9327.jpeg誰かが作った顔。
とってもセンスがあるけど、今の私ならヘロヘロ顔にしたかも。
どうも胃にガスが溜まった感じでスッキリしない。

IMG_9328.jpeg本沢温泉でオニギリを一個食べてから再出発。
露天風呂へ続く道の手前で、一人の若者がサッパリした顔で歩いてきたので声をかけてみた。
「露天風呂に行ったんですか?」
「◎△$♪×¥●&%#?!」
あっ日本人じゃないんだ?!
カタコトの英語に切り替えてみる。
どうやら中国の人らしい。
サッパリした顔に見えたのは汗をかいていたからで、露天風呂には寄っていないとのこと。
「ココノヤマハトッテモムズカシイデス」
聞くと、小淵沢からここまでテントを背負って歩いてきらしい。
とすると…権現岳-赤岳-横岳-硫黄岳を縦走してきたんだろうか?
言葉が通じない外国の地、それも山を歩いて旅をするなんてたいしたものだなぁと思った。
「気をつけて下山してくださいね。」
というと、ニコニコしながらすれ違って行った。

IMG_9330.jpegヘロヘロの山歩きは続く…。
やっと硫黄岳の爆裂火口が姿を現した。
夏沢峠まで、もう少し…。

夏沢峠でひと休みして、最後のひと頑張り。
ここから蓑冠山(みかぶりやま)までは、少し登るだけなのになぜか体が動かない。
女子1号は元気いっぱいなので、先に行ってもらう。
ほうほうの体で亀のように歩く私を追い越した女子1号は、あっという間に視界から消えた。

女子1号は、蓑冠山の手前で待っていてくれた。
あとは山小屋まで下りなので大丈夫。

IMG_9333.jpeg根石岳山荘に到着。
受付を済ませ、まずはいちばん風呂を拝借した。
そぉ(!!)なんと、この山小屋にはお風呂がある。
硫黄岳山荘グループの運営する山小屋は初めて利用するけど、トイレも綺麗だし快適。
とってもいいかもしれない。
お風呂でサッパリした後は、下界が見渡せる窓際のカウンターに座って八ヶ岳のクラフトビールをいただく。
亀さん復活しました。

至福の到着ビールタイムが終わり、自炊部屋に移動。
本日自炊するのは、我々だけのようだ。
さて、問題は豚肉の無い鍋である。
持ってきたつまみをテーブルに広げると、ファミマで買った「切れてる鶏ねぎ塩」があった。
これを鍋に投入し、鶏鍋にすることする(!!)
さてお味は…味のついたネギの香りがイマイチだけど、贅沢は言えない。
今日なんで亀さんになってしまったのか、山小屋で買ったワインを飲みながら、その原因を究明しなければならない。
それにしても、ワインのボトルが一本3,000円とは…、と〜ってもリーズナブルゥ(!!)

(2日目につづく)