大人気 〜三溪園〜

我家の主人(あるじ)の希望は、なるべく叶えてあげる…これがお出かけポイントを稼ぐ秘訣である。
ただ、その "希望" は独り言のように語られる事があるので、間違っても話を聞き漏らしたりスルーしたりしてはいけない。
実現できるかどうかは別にして、"ちゃんと考えていますよ〜" という雰囲気を醸し出す事が大切である。
最近、家庭内冷戦状態になっているバーディ君が、気軽にチャリ遠征にも出かけられない…ってなことを聞いた。
その失敗談を「他山の石」としなければならない。
上高地の代わり 〜草津〜
※「他山の石」と「対岸の火事」は全く意味が違うので、使い方には気をつけなければならない。

「紅葉の時期に三溪園に行ってみたいなぁ」
ある日、そんな独り言を耳にした。
それが独り言なのか命令なのかの区別はできなかったけど、スルーはNGである。
「三溪園は大昔に一度だけ行ったことあるなぁ」

IMG_0121.JPGそろそろ紅葉も終わりでしょ?!…な12月1日、天気がいいので急遽三溪園に来てみた。
もちろん主人も一緒である。

IMG_0122.JPG入口近くのベンチに座っていた仲が良さそうなご夫婦。
ちなみに、この写真は「うらやましいなぁ」と思って撮ったわけじゃない…ってことは、ハッキリ言っておきたいと思う。

IMG_0124.jpegここは「鶴翔閣(かくしょうかく)」の裏。
紅葉に間に合いました。

IMG_0125.jpg「白雲邸(はくうんてい)」に続く門。
結婚式の前撮り(?)を撮影していた。

IMG_0127.jpeg「三溪記念館」では、たくさんの人が休憩していた。
平日なのに三溪園大人気。

IMG_0130.JPG内苑は、三溪園を作った原富太郎氏が使っていた場所。
"三溪" とは、原富太郎が別名(号)で使っていた名前「原三渓」から付けた名前である。
写真は「臨春閣(りんしゅんかく)」。

IMG_0132.JPG写真左の小さな建物が茶室として使っていた「金毛窟(きんもうくつ)」。
大河ドラマの茶室のシーンで記憶に残っているのは、「篤姫」の第32話。
「篤姫」には見応えのあるシーンが多かったけど、井伊直弼(中村梅雀)が篤姫(宮崎あおい)に茶を点てるシーンは、静かさと緊張感が同居した素晴らしいシーンだったと思う。
篤姫 32回 桜田門外の変

IMG_0135.JPG内苑の紅葉。

IMG_0137.JPG三重塔に行く前に展望台になっている「松風閣」に寄ってみた。
海側はコンビナート群が広がり、静かな三溪園とは対象的。
ちなみに、荒井由美がドルフィンから見ていた "ソーダの中を通る貨物船" の景色もこんな感じだったと思う。

IMG_0139.JPG写真は「旧燈明寺三重塔(きゅうとうみょうじさんじゅうのとう)」。

その後寄った「旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)」は、御母衣ダム建設の水没地域にあった飛騨白川郷の民家を移設したもの。
ものすごく立派な合掌造りの建物で圧倒される。
これが民家だったとは信じられない。
いつもは内部も公開しているようだけど、この時は屋根の葺き替えに伴う工事のため入れなかった。

園内一周にかかった時間は2時間。
思いのほかいい場所で来てみてよかった。
そしてお出かけポイントも獲得。
めでたしめでたしである。
三溪園の主な外苑施設