進めないけどここでいい 〜菊名から戸津浜〜

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IMG_0094.jpeg11月30日 日曜日、2ヶ月ぶりに海へ行く。
それにしても、今日で11月が終わり。
暑かった夏の間は「今年の夏は長いなぁ」と思っていたけど、今は「今年も短かったなぁ」って感じがする。
以前住んでいた辺りの並木は、秋最後の彩りで、まるで道路の黄色ラインが3本あるように見える。

IMG_0096.jpeg菊名海岸に到着。
9時くらいまで吹く予報の風はまだ残っている。
最近は、諸磯に車を停めることが多いので、前回この海岸に車を停めたのがいつだったか思い出せない。
ブログで遡ってみたら、2022年2月だった。
忘れていた時間 南三浦1日目〜菊名から毘沙門〜
ちなみに、車は停めていないけど、最後にここで撤収したのは2022年11月2日なので約3年前。
ご無沙汰に感じるわけである。
予報と現実の間 〜三戸浜から菊名〜

IMG_0098.jpeg9時20分 準備完了だけど風はまだ残っている。
でも漕いでるうちにおさまってくるかな?!…出艇。
今日は久しぶりの南三浦なので、横瀬島か毘沙門東風崎もしくは、宮川で昼飯を食べて帰ってくる。

PB300001.jpeg金田湾を通過中。
この写真は穏やかな時のものだけど、海上は思ったよりも風があってウサギが増えてきた。
ピッチの早い波が終始デッキに覆い被さってくる。
バウを南に向ける。
雨崎チェックをしている余裕はない。

波を変な角度で喰らわなければ、このまま漕ぎ続けることはできそうだ。
ただ、この先の剣崎の辺りはどうなっているだろう。
予報ではどんどん穏やかになるはずなので、無理せず一旦上陸することにした。

PB300002.jpeg隠れ岩に注意しながら、雨崎と戸津浜の間にある浜に上陸。
時間潰しにコーヒーでも飲もうかな…と思い、浜の端から端まで歩いてみたものの、なんとなく落ち着ける場所がない。
この浜に上陸したのは初めてじゃないけど、前からこんな雰囲気だったっけ?
居心地が悪いので、隣の浜に移動する。

PB300005.jpegPB300006.jpeg隣の浜に到着。

PB300011.jpegIMG_0106.jpegこっちの浜は居心地がいい!!
入江側の白い砂地では、昨日キャンプをしていたっぽい1人の男性がテントを撤収していた。
男性がいなくなった後、入れ替わりで私が腰を下ろす。
ノンアルビールを開け、セブンで買った「タン塩焼き」をフライパンに乗せた。
日差しポカポカ、綺麗な海、誰もいない浜…気分は「今日は、もうここでいいやっ!!」って感じである。

IMG_0111.png戸津浜は、2010年に浸水式を行った浜。
あまり寄ることはなくなってしまったけど、今でも素朴でいい浜だと思う。
進水式 -Feathercraft Wisper-
ちなみに、カヤック仲間とキャンプしたこともある。
楽しかった思い出。
新艇披露キャンプツーリング 南三浦1日目〜菊名から戸津浜〜

PB300013.jpeg入江の透明度。

PB300015.jpeg12時半。
戸津浜を離脱して雨崎に向かう。
風はおさまり、波も穏やかになった。

PB300019.jpegPB300020.jpeg雨崎に到着。
行きでできなかった雨崎チェックを行う。
浜の中央付近に転がっている落石は昔のままだけど、岩の間に大きな流木が打ち上げられていた。
カヤックをやる皆さんは、こんな大きな流木が海を漂っているのを見たことがあるだろうか?
私は一度も無い。
流木の不思議 〜葉山周辺〜

6年前に発見した砦はまだあった。
暖かくなったら住人が戻ってくる?!

PB300022.jpeg午前中とは全く違う海になった金田湾を行く。

IMG_0116.jpeg撤収。
今日漕いだ距離は8キロ。
はじめに立てたプランは木っ端微塵に砕け散り、目的地のはるか手前で昼飯を食べることになった。
しかし、距離を漕ぐだけがカヤックの楽しみではない。
目的地を決めず、のんびりとした時間を楽しむ海上散歩もなかなかいい。