寒波到来 1日目〜須崎遊歩道〜

泊まりがけで行われる山岳会の新年会は飲む気マンマンな方達が参加する合宿の様な会である。
昨年の反省を踏まえ、今年は料理の質を優先!! 2015年の南伊豆探検隊でお世話になった弓ヶ浜の民宿で行う事になった。
新年会は舟盛りで 〜鋸山〜

今回の"歩きのテーマ"は、シーサイドトレッキング。
1日目は須崎遊歩道、2日目はタライ岬遊歩道を踏破する予定だ。
しかし、今週末はこの冬一番の大寒波が到来するだけでなく、伊豆では秒速15mオーバーの西風が吹き荒れる最悪なコンディション。
「歩くコースは風裏なので意外に大丈夫だと思いますよ〜」という私のコメントはいとも簡単にスルーされ、会員の間では、弱腰なメールが飛び交っている。
何を心配してるのだろう?
雨が降らないだけでも感謝しなければならないのに欲張りにもほどがある。

5名の会員は2台の車に分乗し、まずは合流場所である西湘サービスエリアに向かう。
集合時間は6:30である。
例によって私は、電車で井土ヶ谷駅まで行き、2号車(ヤンキー号)にピックアップしてもらう。
4:54の始発電車に乗ると、1号車(パライ号)が出発したとのメールが入った。
早過ぎる!!
これでは、平塚でシュニンをピックアップしたとしても6時前には集合場所に到着してしまうではないか。

IMG_0687.jpgそんな1号車の行動パターンを予測していた我々2号車も6時には西湘SAに到着。
東の空が赤く染まって来た。
抜群の天気になりそうだ。

九十浜

順調に須崎に到着し、ゴール予定地の恵比寿島に行ったものの、ものすごい風のため早速ゴール地点を漁港の辺りに変更。
ヤンキー号をデポし、スタート地点の爪木崎自然公園駐車場にパライ号を停めた。
そして、九十浜(くじゅっぱま)に向かって歩き始めると風は感じなくなった。
九十浜の日向は風もなくポカポカ。
大寒波到来の事など全く忘れてしまったかのように、全員が着ていた服を1枚脱ぎ捨ててブランチタイムとなった。

爪木崎腹ができたところで、いよいよシーサイドトレッキングの開始。
美しい海岸沿いを歩き、適度なアップダウンを繰り返しながら、須崎漁港まで行く。
2015年の南伊豆遊歩道の藪漕ぎ状態を心配していた会員もいたけど、道は整備されているので全く心配いらない。
南伊豆探検隊 〜南伊豆遊歩道 吉田から入間〜

爪木崎 水仙まつり爪木崎では水仙が見頃を迎えていたが、個人的に存在感のあるのはアロエの赤だった。
ちなみに私は、花壇に植えられた水仙よりも野生の水仙が好きで、かつ群生しているものより、ぽろっと一輪咲いている水仙の方が好みである。

爪木島爪木崎灯台から爪木島を見下ろす。
ここには風が強く海に浮かべない時しか来たことがないので"いつもの爪木崎"でダイナミックな景色が広がっている。

須崎遊歩道須崎遊歩道以前一度だけ上陸したことがある田ノ浦を経由し、整備された遊歩道を須崎漁港に向かっていく。
伊豆別世界 1日目〜外浦から白浜・爪木崎〜

波が高い日は水を被りそうなほど海に近い場所を歩いて行けるのでなかなか楽しい。
そして、強い西風に吹かれることもなく無事ゴール地点に到着。
スタート地点に停めたパライ号を回収し、AOKIで本日の酒を買い出しした。
5人で飲み干す量は、風呂上がりの缶ビール、日本酒4合瓶3本、焼酎1本、そこに宿でもらうビールが加算される。

龍宮窟明日のコースを話し合った結果、当初の予定を変更し、弓ヶ浜からタライ岬までのピストンになった。
そうなると田牛の龍宮窟は見れないので、宿に向かう途中で立ち寄ることにした。
カヤックで行った時の様子はコチラ。
焚火キャンプはできるのか?! 〜大瀬から田牛〜

IMG_0692.jpg17:44新年会の開始。
昨日夜遊びした男子会員が先にダウンし、リタイヤ部屋に移動。その後早起きした女子会員がダウンしてリタイヤ部屋へ消えた。
宴会部屋に残ったのはパライ号の2名と私…さすがに(ヨッ)パライ号の選手達は手強い。
残った寿司をじゃんけんで負けた奴が食うことになった。
最初はグーじゃんけんポン…ブチョウの勝ち。
例によって山岳会ルールでは、"勝った者" が負けである。

(2日目につづく)