主役はどっちだ?! 2日目〜諸磯周辺〜

3月12日 土曜日。
ブログ的には、昨日の "計画編" の続きになる2日目の朝を迎えたけど、この時点でまだ計画は決定していない。
「三崎で食べて飲む」のは決定している。
もっと細かく言うと、16時半にバールでお疲れビールをやり、開店時間ぴったりにやきとり屋に移動、その後再びバールに戻って、いい気分になるまでワイン…は決定している。
しかし、どこから出艇するのか?、車で行くのか電車で行くのか?、キャンプをするのかしないのか?…が、全く決まっていない。
なぜすんなり決まらないかと言うと、昨今の三浦駐車場問題とゆうパック高騰問題があるからである。

まず、ゆうパック高騰問題から説明すると…
昔、アフターパドルで三崎飲みを行う場合は、電車で出艇地まで向かい、三崎の中心地に程近い海外(かいと)という場所に上陸して、カヤックを宅急便で送り返していた。
三浦半島遠征
しかし、7年前 1,700円だったゆうパックが、今は 2,340円もする。
沖縄まで3,000円ちょっとで送れるのに、県内に送り返すだけでこの料金は、ちょっと納得できない。

次は、三浦駐車場問題…
今、三浦半島は葉山周辺を除き、海岸にはほとんど駐車場が無い。
もし車で来た場合、いつものように葉山か菊名海岸に車を置き、そこに戻ってから三崎に移動…となる。
どちらも、三崎までは微妙に距離があるので、ちょっと違う感じがする。
もちろん、三崎港の近くの駐車場に停めて、海外までカヤックを転がしていく…という方法もあるけど、往復となると疲れてしまう。

最後の手段はキャンプ。
諸磯にテントを張って三崎まで飲みに行ったことは二、三回あるけど、飲んでる間も、カヤックやテントの事が気にかかる。

グダグダと、やりたくないモードの言い訳を書いてみたけど、今回は「三崎で食べて飲む」がテーマ。
主役はこっちなので、なんとか実行しなければならない。

いつもより遅く家を出発。
まずは、諸磯の民宿でぐち荘に向かった。
今日は休日なので、駐車場の空きがあるかどうか心配だけど、もし空きがあったら漁港のスロープを使わせてもらえるように頼んでみる。
(注)基本的に漁港内からボートを出すのは禁止です。
駐車場難民から昼飯難民

なぜか、でぐち荘の駐車場はガラ空きだった。
民宿のおばちゃんに料金を払いに行き、いつものように雑談。
「今日はポカポカで釣りにはいいわねぇ」
「あっ僕はカヌーなんです。」
「あらそう。なら先にカヌーを下ろしてきたら?柵があったところから出れるわよ。」
「えっ鍵がかかっていたあの柵のところですか?」
「そう、今は鍵がかかってないから開けて出入りしていいわよ。」

漁港のスロープよりは少しだけ遠いけど、パックカートをドーリーモードにして組み立てが終わったウィスパーを運んだ。

IMG_7829.jpg三浦半島出艇場所問題
例の金網はこんな感じで扉が開けられる。
ちなみに、金網の前は駐車禁止なので、この軽トラの場所に車を停めてはいけない。
扉は一見狭そうに見えるけど、担げば余裕で入れます。

P3120001.jpgビニール袋が気になる入江の砂利浜から出艇。
意外にも、この場所からカヤックを出すのは初めてかもしれない。

先日気がついたシート(背もたれ側)の空気漏れは、エアチューブに亀裂が入ったことが原因だった。
しかし、いつエアバッグがダメになるかもしれないので、レイドバックさんから予備のエアバッグを購入した。
また、エアチューブを補修する際にエアバッグを取り外したところ、背もたれに入っているプラスチックプレート(標準装備品)が破損していた。
これは180度回転させ、シート形状に合わない部分をカットして再利用。
ちなみに、私のシート座面側には、購入時にオプションのプラスチックシートボトムを入れてもらっている。

P3120005.jpg他のエリアが多少濁っていても、諸磯界隈の透明度は相変わらずいい。
この色の海に浮かべただけで、"今日の主役はカヤックです!!" と言いきれる。

P3120007.jpg釣り人がいる岸沿いを避けて沖出しする。
昨日の風の置き土産なのか、心地いいウネリが入ってくる。

P3120009.jpgせっかく沖出ししたので、2年ぶりに沖あじろと亀城灯台を経由して、考えていた昼飯ポイントに向かう。
駐車場難民から昼飯難民

この写真には写っていないが、フィッシングカヤックの人気は健在なようで、いたるところで糸を垂らしている。
今日の釣果は好調のようだ。
それにしても、彼らはどこから出艇しているんだろうか?ナハマ(長浜)からここまでじゃ遠いような…

P3120011.jpg亀城灯台までもう少し。
今日は初夏のようにポカポカで大気が霞んでいる。富士山どころか江ノ島も見えない。
亀城灯台から東南東にバウを振り、少しバシャバシャした海況を荒崎に向かう。

P3120014.jpgP3120019.jpg荒崎と佃嵐崎の間にある昼飯ポイントに到着。
今日は休日なので、佃嵐崎や諸磯の芝生の広場は人出があるだろうけど、この場所はハイキングや散歩の人しか通らない。
ちなみに、Googleマップを見てもらうとわかるように、この辺りは浅い水深の岩礁帯なので、あっちこっちで波が砕けている。
一見すると海岸には近寄れないように見えるけど、どうしようもなく荒れている時でなければ、ルートを選べば大丈夫。

P3120023.jpgお風呂に行く時間から逆算して浜を離脱。
漕ぎ始めた途端なぜか気温が下がり、佃嵐崎では風速6〜9メートルの南西風と一緒にやってきたウネリが大きく盛り上がって佃嵐崎に突撃している。
今日は終日1〜2メートルの風しか吹かない予報だったのに…。
サーフポイントを過ぎると、波は落ちつき風だけになった。

P3120026.jpg荒井浜辺りの透明度。
清々しい。
ちなみに、デッキのバンジーコードに挟んでいるのは、本日海上で回収したゴミ。

予定どおり諸磯の入江に帰還後、ささっとウィスパーを撤収してお風呂へゴー。

IMG_7832.jpgお風呂でさっぱりした後、うらり近くの格安駐車場にラララ号を停め、予定よりも早く一軒目に到着。
店内には入らず、外の一人用(二人用?)カウンターでお疲れビールを開始する。

IMG_7833.jpgやきとり屋の開店まで時間があったので、お疲れウィスキーを追加。
1回目の勘定を払い「戻って来ます。」と宣言して、ニ軒目に向かう。

IMG_7837.jpgやきとり屋には開店2分前に到着。
のれんがかかっていたので、ガラっと扉を開け入店すると、なんとカウンターが前席リザーブド(@@
店主に「なんとかぁ〜」と泣きついて、お座敷のテーブルを確保すると、最初のホッピーセットが運ばれた。
この店のホッピー、中が多すぎてホッピーがこれしか入りません(^^;
楽勝で4杯はいけるけど、その後は記憶をなくします。

IMG_7839_20220312.jpgIMG_7840.jpgつまみは、レバー、とりかわ、つくね、それと1軒目の店主から勧められた "とりスキ"。
ふむ…どの串も美味いけど、とりスキは気に入った。
ホッピーが進み、思わず "今日の主役は飲みです!!" と言ってしまう。

IMG_7842.jpg運動したご褒美に(ほわほわ)アジフライも追加して、ご馳走さま!!

IMG_7845.jpgそして、再び一軒目の店に戻り、少し寒くなったテラスで平目のソテー&ワインを貰う。
ちなみに、平目の下にはマッシュポテト、上に乗っているのはダイダイ。
3回目の勘定を払い(払った?)、本日は打ち止め。
明日は、また三崎に戻って来る。

(3日目につづく)

map_20220312.jpg