絶景稜線を行く 白馬岳2日目〜白馬山荘から栂池〜

P7180035.jpeg2日目の朝 4時40分、旭岳の頂上がモルゲンロートで輝いている。
ほんとは帰る時間から逆算して、4時には出発したかったんだけど、同行者約1名より「そんなに早いの?」…というアピールがあり、4時起床となった。
この1時間の遅れにより、打ち上げビールの時間が1時間以上遅れることを "もう1名" は理解しているんだろうか?

P7180038.jpegP7180039.jpeg山の影でまだ朝陽が当たっていない白馬頂上宿舎とは対照的に、剱岳や立山連峰の山々が赤く染まっていて素晴らしく雄大。
湧き上がった雲の塊が、風に押されて目の前の杓子岳を覆いながらすごいスピードで流れていく。
今日は風が強そうだ。

IMG_2182.jpeg4時50分に山荘を出発。
白馬岳の頂上までは、たった100メートル登るだけ。

IMG_2184.jpeg山頂までもう少し。

P7180044.jpegP7180045.jpeg標高2,932メートルの白馬岳山頂に到着。
上の2枚目の写真の右側には、因縁のライバルである八ヶ岳と富士山が並んで写っている。

P7180047.jpegここから先は、3時間の贅沢な稜線歩き。

P7180050.jpegウルップソウ

IMG_2190.jpeg10分ほど進んだ所で後ろを振り返ってみた。
こんな稜線なら何往復でもできそう…。

P7180056.jpegP7180059.jpeg昨日から遅れ気味な女子1号は、このガレた場所でも大いに遅れた。
前泊の効果なのか、私は昨日に引き続き絶好調。

P7180061.jpeg雪倉岳への分岐がある三国境に到着。
2018年に白馬大池から歩いた時は、この辺りで引き返した。
いつの日か、この稜線も歩いてみたい。
絶好調(?)の2日目〜小蓮華山から蓮華温泉〜

P7180065.jpeg歩いてきた絶景稜線をバックに、トボトボ歩く女子1号。
相変わらず遅れ気味である。
風裏は、嘘みたいに無風。

P7180066.jpeg海でもそうだけど、私は岩や石を割って咲く黄色い花が大好き。
焚火キャンプはできるのか?!
近くて遠い須崎の海
忘れ物はないですか?

P7180073.jpegまだまだ続く絶景稜線。

P7180075.jpegハクサンイチゲP7180076.jpegシナノキンバイ

P7180079.jpegお花畑と白馬岳。

P7180078.jpegお花畑と白馬大池。

P7180081.jpeg白馬大池へ最後の登り。

P7180082.jpegこの軽い登りでもヘバる女子1号。
疲れで気が回らないのか、リュックの置き方が雑である。

P7180085.jpegハクサンシャクナゲ

P7180092.jpeg白馬大池山荘で昼飯を食べて栂池に向かって出発。
ところどころで女子1号を待ちながら岩だらけの道を登り、そして下る。
天狗原に向かう急坂では、平日にも関わらず、登って来るたくさんの人とすれ違った。

無事、栂池自然園に下山。
お疲れ様〜だけど、これから運転するのでビールは飲めない。

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下界に帰還すると、速攻でゴンドラ駅前の駐車場にデポしておいた車に乗り込んだ。
速攻で日帰り温泉で汗を流し、速攻で今宵の打ち上げ会場である野毛の焼肉屋に向かって長距離移動開始。
速攻で入力したiPhoneのナビは「18時半に到着できますぜ!!」とグッドサインを表示してくれている(ように見えた)。
ヘロヘロだった女子1号も、お風呂と打ち上げへのモチベーションで元気になった。

ところが…安曇野インターから高速に乗り、中央高速に入ったところでナビが悲鳴をあげた(ように見えた)。
一気に到着時間が1時間も遅くなったと思ったら、その後もみるみる時間が延びている。
「到着時間は20時になってしまいますが、どうしましょ?!」と言ってナビも困っている。
上野原辺りで事故のようだ。
しかし、我々は諦めない!!
以前、八ヶ岳へ行く時に中央高速が通行止めになった時も、ギリギリまで諦めなかった事で、窮地を乗り切ったことがある。
男子全滅 南八ヶ岳1日目

甲府に入り、勝沼を過ぎた辺りで、少しだけ状況が好転した。
20時半まで延びていた到着予定時間が、20時になった。
事故処理が終わったとすると、もっと早まるかもしれないけど、まだまだ安心はできない。
日本人の悪い癖「見物渋滞」というのがあるからだ。
焼肉屋に予約を入れる。

案の定事故現場らしき場所には、何もなかった。
そして到着時間は…19時半に着けるルートをナビが見つけてくれた。

無事打ち上げ会場に到着して、やっと…ようやく…ついに生ビールにありつけた。
お疲れ様!!