「ぐる」な奴らをボイコット

最近、よく頭に浮かぶ言葉がある。
それは「ぐる」。
いい意味で使われることはなく、"悪だくみをする仲間" だったり "示し合わせて悪事を企てる仲間"…という悪い意味になる。
「ぐる」という言葉は江戸時代からあったらしいけど、"悪だくみをする仲間" なんてのは、もっと昔からいたはずなので、違う呼び方があるかもしれない。
ちなみに、よく時代劇で登場する「越後屋、おぬしも悪よのう」…というやり取りをしている代官と商人も「ぐる」と思われる。

その「ぐる」だが、語源由来辞典によると、似た意味を持つ言葉にはこんなようなものがあった。
結託、馴れ合い、共犯、従犯、八百長、サクラ、一味、仲間。

では、一つ一つ現代に当てはめてみよう。
- 結託
  政府と経団連、政府と官僚
- 馴れ合い
  安倍晋三がやってきた全てのこと
- 共犯
  政府と経団連、政府とメディア
- 従犯、一味、仲間
  政府と経団連、政府と連合、政府とメディア
- 八百長、サクラ
  ジャニーズの記者会見

今年7月に行われた岸田(あえて呼び捨て)のサウジアラビア訪問には、40の企業及び団体が同行した。
首相や閣僚が外国へ遊びに行く(外遊)時に、民間企業の人間が同行するようになったのはいつからだろうか?
昔からそういうことはあったと思うけど、官邸が同行企業の選出を行うようになったのは、安倍晋三の頃からなのかなぁ…って思う。
元衆議院議員 佐々木憲昭さんのサイトには、安倍の外遊に同行した企業の一覧が紹介されている。
安倍総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト(外部サイト)
2013年4月に安倍が原発の売り込みで中東を訪問した時は、経団連会長やJBIC国際協力銀行総裁をはじめ、118の企業/団体が同行した。
桜を見る会でもそうだけど、殿様気取りが大好きだった安倍に同行したのは、なんと383人。
まるで金魚のフンのような大名行列である。

安倍が首相在任中の8年7カ月で海外にばら撒いたお金は98ヵ国で総額60兆円。
菅は、1年で6.5兆円。
岸田は、これからばら撒く分も含めると35兆円。
これだけの金額をばら撒いても、国民へは増税につぐ増税で、生活が何も変わっていないどころか、益々苦しくなるばかり。
サラリーマンの給与が横這いにも関わらず年金は減らされ、税金や社会保険料だけが上がっている。
しかし、しっかり恩恵を受けている所もある。
2023年9月時点における企業の内部留保金額は、511兆円。
1998年時点では、131兆円だったからバク上がりである。
経団連は、紛れもなく反社会的勢力である自民党の「ぐる」である。

私は、以前「国民の敵」というタイトルで、企業団体献金の記事を書いたことがある。
政治資金パーティによる裏金作りしかり、企業が時の政権政党に献金(献上)するのは、見返りを期待してのことだと思っている。
国民の敵

- 政権ベッタリ系
  電通、パソナ、大成建設、ファイザー、ヴェオリア、モンサント、サントリー、宇部興産、アパホテル
- 武器製造/輸出系
  三菱重工業、三菱電機、川崎重工業、IHI、NEC、富士通、東芝、日本製鋼所、伊藤忠(2024.1.22追加)
- 創価学会系
  キリン、ツタヤ、伊藤園、ヤクルト、ユニクロ、HIS、ドトールコーヒー、ダイソー
- 桜を見る会/マイナンバーカードゴリ押し系
  サントリー
- 怪しいコオロギ系
  無印良品、Pasco、ニチレイ、カルビー、キリン、ファミマ
- 怪しいIT系
  日立、富士通、NEC、NTTデータ

こんな状況で自分ができるささやかな抵抗は、「ぐる」企業の製品を買わないことくらいしかできない。
今は、サントリー不買運動というのがSNSで拡散されているらしい。
桜を見る会に何年にも渡って酒類を無償提供していたことがわかった頃から、サントリーの社長である新浪剛史については、堀江や橋下と同じ匂いがして大嫌い。
サントリーの商品は、ビールはもちろん、コンビニで売ってる水すら買わないことにしている。

(あとがき:2023.12.23)
今日 12月23日の東京新聞によると、政府は国会での議論なしで政府三原則を改定し、殺傷武器の輸出を可能にした。
武器製造系の「ぐる」企業は、ウハウハだろう。
もの言う人達
呑気な奴隷たち -敵基地攻撃能力と増税-

(あとがき:2024.1.22)
武器製造/輸出系に伊藤忠を追加した。伊藤忠が扱う食品は買わないし、伊藤忠傘下のファミマも今後は利用しないことにする。