IS-AMU Log.

5月3日、連休後半の初日は伊豆に行くことにした。
伊豆といっても、キャンプではなく伊東〜川奈辺りをウロチョロする日帰りツーリングである。
Windguruによると、昼過ぎから徐々に南風が上がってくるものの、風速は最大でも6メートル。
海況は終日穏やからしい。

連休だけど順調に伊東に到着。
オレンジビーチの近くにあるいつもの駐車場(24時間 500円)に入庫して、準備を始めた時に、昼飯や水を買い忘れていることに気がついた（^^;
近くにコンビニはない。
いったん200円を払って出庫し、買い出し後に再入庫。
24時間 700円になってしまったけど、それでも安い。

オレンジビーチでカヤックを組み立て、準備完了。
今日は近場を散策するだけなので、いつものように手石島の裏側を見てから川奈に向かい、昼飯を食べてから折り返して戻って来る。

手石島に向かう。
少しだけウネリが入っているので、手石島の浅瀬で波が砕けているのが見える。

手石島の裏で小休止。
ここに来る度に、大きな島と小さな島の間の水路を通ってみたいと思う。
ただ、この写真では穏やかに見えるけど、この水路にはいつも複雑な波が不規則に流れ込んでいるので躊躇してしまう。

いつものように川奈埼を超え、ゴルフコース下の海岸へ向かおうか迷ったけど、大きな定置網があったので、真っ直ぐ藤井造船の浜に向かう。
漁船も迂回している。

高そうなボートが小さな浜に向かってゆっくり進んでいる。
座礁しないでね。

上陸。
先客は若い家族がひと組。
カヤックから荷物を出していると、一番小さな子が真っ裸で近寄ってきた。
私の顔をジッと見ている。
「寒くない？」
反応なし。
私の顔をジッと見ている。

今日は帰りにステーキを食べたいので、昼飯はそうめんを買ってきた。
コンビニのそうめんは美味しくない。

食事後のコーヒーを飲んでいる時、突然の轟音と共に現れた軍用の輸送機(?)が超低空で真上を飛んでいった。
この先で着陸するのか？…って思うくらいの低空飛行である。
この辺りに飛行場は無い。
この日、自宅に帰ってから調べてみたところ、この飛行機は米軍横田基地に所属する飛行機らしい。
軍用機が低空で訓練するのは、沖縄の慶良間でも目撃している。
そんな訓練自分の国でやれよ!!って思うけど、自国では住宅地の上を軍用機が飛行訓練で飛ぶことはできない。
日本は米国の植民地なので、そういう訓練は日本でのみ行う。
⇨慶良間リベンジ 〜旅を終えて〜

11時40分に浜を離脱。
いるか浜の沖まで来ると風が吹いてきた。
風はどんどん強くなり、すでに6メートルを超えている。
朝の予報では、6メートルを超えるのは15時からだった。一時的なものだろうか？
いつでも退避できるように、様子を見ながら川奈海岸に沿って北上する。
12年前のクリスマスイブの日を思い出す。
⇨黒い海に霰が降る

退避はせず伊東に向かうことにした。
沖ではウサギの大群が飛び始めている。
汐吹崎まで来ると、後ろから来る波の角度が悪くなったので、少し移動して角度を調整した。
カヤックは安定したけど、カヤックの下を通り過ぎた尖った波がバウを持ち上げ快適ではない。

最後の難所は、本土と手石島を繋ぐ浅瀬。
時々真っ白い砕け波が真上に立ち上がっているので、コースを間違えると吹き飛ばされてしまう。
ここで、もう一度コース修正。

これが川奈〜汐吹崎辺りの海底地形。
この地形が潮流にどお作用するのか私にはよくわからないけど、今日の様に予期しない風が吹き始めた時は要注意である。
川奈では強風でボートが流される事故が多い。
⇨長浜帰還できず

川奈から40分のパドリングで、ようやく安全地帯に帰還。
水を飲むことができた。

オレンジビーチの芝生にカヤックを引き上げ、熱いコーヒーで一息ついた。
ビーチでは家族づれやカップルが平和なひと時を楽しんでいる。
ここから見える海は穏やかで、さっきまでの格闘が夢の中のことのように思える。

カヤックが乾いたところで、スキン補修。
最近は、この作業が恒例化している。
その後パックカートをセットして駐車場まで運び、そのままカートップ。
ステーキを食べに向かう。

ステーキで満足した後は、長浜公園でカヤックを分解。
普段は開放していない(?)芝生の場所が使えて、快適に撤収できた。