宴会前の準備運動 伊豆1日目〜戸田周辺〜
スポーツをする前や、体を動かす前にするウオーミングアップを "準備運動" と言う。
特定の目的のためにあらかじめ準備しておくことを "下準備" と言う。
どちらも "準備" の後に "目的" のものがある。
2年くらい前に「昼ビール前」というブログを書いた。
⇨昼ビール前
今でも美味しいビールを飲むために、様々な "準備運動"をしている私だけど、できれば "準備" も楽しみたい。
12月3日は、伊豆高原で昔の友人達と会う。
中には、数十年ぶりに再会する奴もいるので、"終わらない宴会" になりそうな気配濃厚である。
幹事をしてくれたのは、最近ちょくちょく連絡を取り合っている怪我が多いパーヤマ。
会場は、"昔の友達"の一味が経営する満腹攻撃で有名な伊豆高原のペンションである。
⇨伊豆高原の満腹攻撃
せっかく伊豆まで行くなら、飲み食いおしゃべりだけじゃもったいない!! …ってことで、一人だけ前日に伊豆入りし "準備運動" をすることにした️。
下田の宿も空いている。
伊豆一周は、西浦の久連海岸で終わっているので、西浦久連と沼津に近い牛臥海岸の間を漕ごうと思った。
⇨伊豆一周カウントダウン(2) 〜戸田から西浦久連〜
12月2日 土曜日、8時半に牛臥山公園に到着。
しかし、まだ開園していない。
入り口で待つのも嫌なので、牛臥海岸の駐車場に移動してはみたものの、なにかの工事をしている。
どんな海岸なのかわからないので、堤防に上がってみた。
う〜ん…カヤックの出艇場所としてはパッとしない海岸が広がり、向かう方向を見てもなんだかピンとこない。
気分が乗らないので、ここから出るのはやめることにした。
カヤックを出せる場所を探しながら海岸沿いを走ってはみたものの、やっぱり適当な浜はない。
最初の計画を中止し、おとなしく戸田に向かうことにした。
8年ぶりに戸田にやってきた。
なんだか懐かしい。
10時40分、出艇。
カヤックを組み立てる度に、スキンの剥がれが増えている。
今日も、戻ったら気になる所を補修しようと思う。
目的地を決めないまま北に向かう。
さっきまで見えていた富士山は、雲の中に隠れてしまった。
井田で小休止。
さて、どうしましょう…。
豆大福を食べたら、ますますお腹がすいてきた。
どこかに上陸して昼飯を食べたいし、帰還したらスキンを乾かして補修作業もある。
次回はいつここに来れるかわからないので、ずっと気になっていた戸田造船郷土資料博物館も見学してみたい。
下田までは車で1時間半。
と考えると、それほど時間が無いことに気がついた。
一旦上陸して昼飯タイム。
9年前に砂浜だった場所は、石だらけの浜に変わっていた。
明日もカヤックをするので、カートップ。
戸田造船郷土資料博物館を見学してから、宿を取ってある下田に向かう。
以前のブログにも書いたことがあるけど、戸田は、日本が近代造船技術を学んだ歴史的な場所である。
下田に停泊していたロシア軍艦ディアナ号が安政の大地震で大破し、修理をする為ここ戸田に回航する途中で嵐にあい沈没してしまった。
そして、ロシア人が帰国するための船をこの地で建造した。
昨年、吉村昭の「落日の宴」を読み終わった後、富士市にあるディアナ号の錨を触りに行ったことがあるけど、どうしても戸田の資料館は見学したかった。
⇨チャリとキャンプ 2日目〜富士から沼津〜
陽が沈むのが早い。
まだ16時半だというのに、暗くなった道を下田に向かう。
「ご飯にする? お風呂にする? それとも私にする?」
というのは新婚家庭にある会話らしいけど、下田に着いて最初にやることは、明日の宴会に持っていく差し入れを手に入れること。
下田の酒「黎明」を購入。
その後が「お風呂」で、最後は「ご飯」。「私」は…ない(^^;
いつもの店は、ちゃんと予約しておいた。
いつもの席へ着席。
冷蔵庫から瓶ビールを取り出すと同時に、目の前に最初の二品が置かれた。
ビールが終わる前に、次の皿が置かれた。
これは日本酒じゃないとダメなので、冷蔵庫から気に入った日本酒を取り出して片口に注ぐ。
鰯もあん肝もワンチャンの大好物なので、写真を送りつけた。
ものすごい音でスマホの緊急速報が鳴り出した。
街中のサイレンも鳴っている。
ぐっすり寝ていたので、一瞬自分がどこにいるのかわからないまま飛び起きた。
津波が来る恐れがあるということだけど、地震は感じなかった。
眠い目を擦りながらネットで調べると、どうやらフィリピン辺りで大きな地震があったらしい。
緊急速報のメッセージは固定なんだろうか?
地震が原因なら、震源地の情報や津波の到達予想時間も知らせて欲しい。
さて、もう一眠りしますか…おやすみなさい。
(2日目につづく)